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▼わるなすびさん:
こんにちは。先日はどうも(^^)。
>お母さんたちは「なんで我が子がそんなことをするのか理解できない」と心理士さんに尋ねることが多いんです。
>
>たまに心理士さんでも分からないことがあるみたいなのです。
>でも、そういうことに限って「私にもある・私にもあった」ことなんです。
専門家でも非AS(というか自閉)の人にとって私たちの世界は「想像の域」の中のことなんです。私のスーパーバイザーも臨床経験30年以上の方ですが、私が幼い頃の話をしたり、自分が感じていることを説明したりすると「想像はしていたけどそこまで…」とか「全然気付かなかったわ」という反応をされます。私のことを知っている職場の同僚にも「秋桜さんと働かなかったら、こんなに自閉症のことを分からなかったと思う」と言われます。
きっとその心理士さんもわるなすびさんの話で目から鱗が落ちると思いますよ。
>パニックを起こしているときに、他人が気をそらそうと「かわいいぬいぐるみだね」と声をかけると、(すごく大事なものでも)ぬいぐるみを投げつけたくなる
>衝動・・。
そういう時、あります。「バカにするな!」という気持ちになってその気持ちを物を投げることで何とか落ち着かせようとしていたと思います。今でも夫のことばにイライラすると「ワァーッ!」となってそこにあった物を投げたり、叩いたりします。
私の母はそういうときに限って「何でそんな風になるの?変な子」といった態度を取られてしまい、余計に悶々としていました。
>服を褒められると脱ぎ捨てたくなり、自分を褒められると死んでしまいたくなる・・。
服を脱ぎ捨てたくはなりませんが、褒められるのはあまり好きではありませんでした。そもそも褒められるような経験をあまりしていなかった、というのもあるかもしれません。母は「褒めて育てる」というのとは正反対の子育てでしたし。
でも大人がよく子どもにやるような「うわぁー!すごいねぇ!」といった褒められ方は全身に鳥肌が立つくらい本当に嫌いでした。「ワザとらしい!」という気持ちもあったし、何でこんな当たり前のことをいちいち褒めるんだ?という気持ちもありましたね。
そういうせいもあって、私は自閉の子にはあまり褒めないんです。もちろん「あ、よくできたね」といった褒め方はするし、「それでいいんだよ」ということは表現します。でもあんまり大げさには言いません。本人はできたことで満足できているし、褒めたことで逆にパニックを起こす子もいますから。以前担当した子でも「よくできたね」と言っただけで戸惑ってしまって、どうしたらいいのか分からなくなっていた子もいましたし。
逆に自閉症じゃない子にはオーバーアクションで褒めちぎります。重度の知的障害の子でも自閉じゃない子って共感を求めてくるんですよね。
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