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▼MAAさん:
あらら。助けてあげたいのは、
息子さんじゃなくて、MAAさん自身のようですね。
私もね、息子の診断当初、
息子のパニック、パニックで、そうとう参っていて、
自分もいっしょに丸くなりたい気分になって、
たっぷり落ち込んで…。
それで、ふと
「ああ、子供が困ってるんじゃない、私が困ってるんだ。
この子は、自分が困ってることすらわかってないんだ。
この障害の子は、生活全てがわからない中にいるんだから、
生活しているだけで、頑張ってるんだ。
なら、母親の私は、その頑張りを応援してあげなきゃ。
いっしょになって困ってたんじゃ、子供が動けないんだわ」
と、思ったのでした。
>「一ヶ月ずっとうるさくていやだったです」と
>書かれていて、ショックでした。
私、そんな子ども時代でした。(^o^;)
「SILVERちゃんの隣の席は うるさい」
と、言われてましたよ。
なにせ、のべつまくなしにしゃべりまくる子ども時代だったもので。
20歳過ぎて、同じように相手かまわずしゃべりまくる友人を見て、
ああ、これが私だ…と、自分に気づけた…というのもあります。
>「お勉強のときはしゃべっちゃだめ」
>「お友達が嫌な気持ちになるから、お勉強のときは声を出さないで」と
だめ、って言われても、
発達障害の子たちは、止められない。
(だから障害なのですね。すぐにわかったり、やめられたりしたら、障害じゃないです)
自分で気づけないと、自分を変えられないし、
自分で気づいても、自分をすぐには止められないのです。
>全然約束を守ってくれてなくて、悲しくなりました。
これらの約束を、口で伝えるだけじゃなく、
紙に書いてみたりはしましたか?
「授業中は、勉強以外のおしゃべりをしません。」
「おしゃべりしたい時は、休み時間まで我慢しましょう」
「勉強の質問や、トイレに行きたいとかの困ったことならば良いです」
などというような、勉強中は集中しようということを箇条書きにして
お約束してみる。
自閉症児者は、耳から入ってくる言葉より、
目から入ってくる言葉の方が頭にのこりやすいそうです。
また、パニックやケンカばかりの息子に、とても困った私は、
息子の手首に、ミサンガを編んでまいて、
「カッとなったら、これ見て、お母さんを思い出してね」
と、約束させました。
本人も、ケンカばかりしてしまう自分がとてもつらかったらしく、
毎日、心だのみにするように、ミサンガを手首にまいてほしがりました。
気休めではあったですけれど、
目で見て、「ああ、自分はお母さんとお約束をしていた」と気づけたらと
当時は思ったんですね。
それから「だめ」ばかりだと、
自閉症の子は、「じゃあ、どうすればよいのか?」が、わかりませんから、
その代替案もいっしょにプラスしてつけくわえてみてください。
自閉症児者は特に、ですが
人間、否定語は、頭に残りにくかったり、反発したりしやすいですが、
肯定語は、頭に残りやすいし、気分は悪くありません。
今のサービス業とかは
「こちらでよろしいでしょうか?」「こうしていただけますか?」
と、相手に選択させるようにして、誘導するでしょ?
コールセンターに勤めていたときは、
「これは、自閉児への指示に有効じゃん!」
と、思ったものでした。
ただでさえ、選択するのが苦手な自閉ちゃんですから、
選択させる訓練にもなりますよ?
「これは、だめだけれど、この方法と、この方法ならいい。どうする?」
とか、本人に決めさせて守らせるのも、本人が意識と責任を持てるようになるかも?
ご参考までに。
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