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▼小梅さん:
発達障害者のやさしさは、
ちょっと違っていて、
たとえば、
「あなたは太ってるから、ダイエットした方がいい」
と、相手に直接言う人がいたとします。
これは、相手が怒ってしまうのはわかりますか?
でも、言った側は、
「ダイエットした方が健康にいいのに。
相手のためを思って言ってるのに、どうして相手は怒るの?」
と、わかりません。
「自分は思ったことを言っただけなのに」
「自分は相手のことを思って言った。親切なのに」
発達障害者にみられる、こうした一方的な親切、
大きなお世話、おせっかいが、相手を怒らすことがあります。
(私も、これは多大にしてあります。
結局は、親切じゃなくって、自分が『言いたい』だけなんですよね)
「優しさの定義」
って、いったいなんなんでしょう?
私は、長男が生まれたとき、
「優しい子になってほしい」
と、願いました。
そして、実際、息子に言い聞かせてるのは、
「強いって、力の強さじゃないんだよ。優しいことが強さだよ」
と、教えていっています。
(今はまだ、本人は言葉の意味はわからないでしょう)
優しいって、心の強さです。
甘い声をかけることだけが、優しさじゃないと思います。
相手に共感することだけが、優しさでもないと思います。
相手を突き放すことも、ときには優しさにもなります。
遅くなった人を、いっしょに待ってあげるのも優しさなら、
自分が遅れたときは、相手を先に行かせるのも優しさ。
(つい、相手にあわせて欲しくなったりしませんか?)
親からすると、子どもを叱るのも優しさ。
そう考えると「優しさの定義」って、なんでしょうね?
私は、難しいと思いますよ。^o^;
心から、自然に相手を想って溢れてくるものが、
もしかしたら「優しさ」の正体なのかな?
大人への成長は、「気づき」から始まると、思います。
ヒントは、そこここに落ちてると思います。
気づこうと思えば、
「あれ?これもそうだったのかな?」
「あ、こんなことに今まで自分は気づかなかったんだ?」
と、見えてくるものがあるはずです。
気づこうとする人に、ヒントはむこうからやってきます。
でも、「相手が悪いから!」「自分は可哀想」と、泣いているうちは、
いつまでたっても、ヒントは見えません。
今まで、小梅さんの発言を読んでいて、
ひっかかっていたのはそこでした。
今、ご自身で、気づこうとなさってるのですから、
これからいくらでも、ヒントをひろっていけると思います。
まだお若いのですから、可能性は大きいですよ?
[#27281] にも、ちらりと書きましたが、
私がそうしたことに気づいたのは、30歳すぎてから、
結婚して、夫と衝突することが多くて、
その修羅場の中で、いろんなことを学びました。
よく、夫のDVのことを書いてますが、夫のケンカの毎日はそういう意味では、
私にとって、自分を成長させる年月でした。
(精神的には多少病みましたが…^_^;)
「相手にも理由がある」
と、気づいたのもこの頃です。
私は、この年齢になって気づいて、
まあ、今も自分が「優しい」かどうか、おこがましいことは言えませんが、
おせっかいだとは、思います…。
だから、まだ20代の小梅さんは、
これからいくらでも覚えていけると思いますよ?
応援してます。
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