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▼風呂糸さん:
> 風呂糸です。
>今年もよろしくです。
秋桜です。今年もよろしくお願いいたします。
>最近感銘を受けたHPからの引用です。
>先住民の多くは文字を持たなかったので、より印象に残り気持ち良い形へと変化していったのでしょうか、言葉の音、韻を大切にしていたようです。
>そして、口から口へと口承されていったようです。
古代の日本語は今の音韻体系とかなり異なるようですね。
以前言語学の授業で習った事があります。沖縄ことば(ウチナー口)の音韻に近いらしいとも聞いた事があります。
文字を持たない民族の音声を記録する作業は現在世界中で行われており、記録手段としては映像や音声の他、国際音声字母(IPA:International Phonetic Alphabet)という物が用いられています。
>江戸時代から100年余りでアイヌ文化はほぼ絶滅させられてしまい、
>形の残らないそれらの多くは失われてしまったようですが、近年先住民の文化の豊かさが広く知られるようになり、復活させようとしている人も多いようです。
>日本人は、アイヌ民族・縄文系と渡来系の弥生民族系とのハイブリッド、混血と言われております。
民族学的には日本人というのは究極の混血人らしいですね。私の父の実家は昔からアイヌ民族と交流があったと言われる地域で「アイヌの血が混じっているかも」と以前聞いた事があります。そのせいか私は体毛がすごく濃いです(^^;)。
夫の父親の実家の方は昔シベリアからインド・ヨーロッパ語族(つまり白人)が移住したのでは?という地域で、そのせいか夫は一見「ハーフ?(今はミックスとかダブルって言うんでしたっけ?)」という顔立ちをしています。
>ただ残念ながら、現在のこの国の象徴とされてる一家が渡来系らしいので、古事記や日本書紀以前の歴史は殆ど失われてしまって、研究も余りされていないようで残念です。
>でも青森の「三内丸山古墳」など、「縄文文化は原始人のようだった」という説を覆すような発見が多く見つかり、最近では、「縄文文化は地球上で1万年続いた、最も優れた文化文明ではなかったのか?」という説まで出てきております。(当時は完璧なリサイクル社会だっただろうし)
色々調べていくときっと興味深い結果が出てくるんでしょうね。私の父の実家の地域もアイヌと交流があった反面すごく閉鎖的という特色もあり、わりと血族結婚が多い所です。風習なども独特のものがあります。
江戸時代ぐらいまでは日本の社会は世界に類を見ないリサイクル社会だったそうですね。最近現代文明が進んでいる、とは思えない面もあると感じています。染色などの技術もむしろ飛鳥時代の方が優れていたとか。もちろんこれらの恩恵にあずかれていたのは一部の特権階級であり、多くの人たちはそういった文化や技術の存在も知らずに亡くなっていたのでしょうが。
>またアイヌ民族は船を操る事にも長けており、中国へなども行っていたという記録があります。
>中国においては漢文の五言律詩などが、やはり韻をふみますよね。
>僕は漢文を読んでいると情景が浮かぶので好きなのです。。。
>以下のHPからのリンクで「いなばの白兎」の話もアイヌ語で語ると、その本当の形がわかる、と解説されていて非常に興味深いです。
漢文に関しては受験科目にあったので勉強していましたが、私も好きでしたね。NHK教育の「漢詩を読む」という番組も見ていました。
アイヌ語は以前萱野茂さんというアイヌ研究の第一人者の方がラジオで話をされていたのを聞いたことがあります。意味はよく分からなくてもとても耳に心地いい響きでした。そう言えば学生時代言語学で音韻の勉強をしたとき、沖縄の音韻体系の話になり、沖縄出身の人が「那覇は本当はナーファって言うんだよ。お年寄りだと今でもそう言っているよ」と教えてくれたのが今でも印象に残っています。
ちなみに父の実家は「イ」と「エ」が混同してしまう地域で、父は今でも「エンピツ」が「インピツ」になっています。
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