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皆さん、既に御存知なことなのかもしれませんが、皆さんの意見を伺いたく投稿します。
それは下記の研究結果が、AS当事者の福音か凶報かです。
平成15年から18年に国費で「発達障害の遺伝的要因と環境要因の相互作用に関する研究」
研究代表 桃井 真里子(自治医科大学 医学部 教授)が行われています。
http://www.ristex.jp/examin/brain/program/disable.html
その結果を私なりに要約しますと
自閉症(含むAS)は遺伝子変異による疾患であり、養育環境は大きな役割を占めていない。自閉症の異常行動が養育者・両親や本人の責任ではない。
その遺伝子変異は、
1.関係していると見られる遺伝子は、かなり多数に上ると見られる。ほとんどの染色体で見つかり、形質発現はメンデルの法則に従わない。(単純な優性、劣性での現れ方はしないと言う意味か?、恐らく誰もが定型発達の人も自閉症に関連する遺伝子異常を持っている。)
2.臨床的には自閉症は、症状が多彩で一人一人違い、軽いものから重いものまで、連続的に変化する自閉症スペクトラムと見られており、形質(自閉症の症状)の発現は、変異している関連遺伝子の量的効果によると見られる。(10個よりも20、30個と変異した遺伝子が多ければ発現しやすく、また重くなる)
3.おなじ変異を持った家族でも男性は発症し女性では発現していないなど性差が大きい、これはホルモン環境、女性ホルモンの影響と見られる。
養育者・両親や本人の責任ではない。というのは福音??
私には子供がおりますが、その遺伝子の半分はASの私からのもの。私にASをもたらした遺伝子変異も伝わっている。それが、将来、子供らに暗い影を落としはしないか。
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