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▼白猫さん:
発達障害を持つひとの中には、情報の取捨選択や優先順位をつけること、
複数の情報を読み取って一般化することが苦手なひともいます。
(もちろん、定型発達のひとでもけっこういますが)
うちの息子(PDD)の作文なんか、時系列な事実の羅列になってしまいます。
論文を書く場合、よい論文を読んだり何本か自分で書くうちに、自分なりの
情報整理法が身についてくると思うのですが、白猫さんの場合、それが
うまく習得できていない感じがするのですね?
そういうときは基本に戻って、他の方法も参考にしてはいかがでしょう。
・『レポート・論文の書き方』『論文の書き方マニュアル』を参照する
今さらと思われるかもしれないけど、よいものは図解なども多く
情報の整理、取捨選択法まで具体的に視覚的に書いています。
また、ビジネス書でも図などのツールを使ってアイディアを整理する
方法や 優先順位のつけ方など、参考になるものが多くあります。
他の院生に聞いてみるのも参考になると思います。
何らかのヒントを得られるのではないでしょうか。
・とりあえず情報を小分けにして書き溜める
ワープロだと、とりあえず材料(アイデア)を書き溜めておき、
後で順番を入れ替えたり配置をしなおすなどが楽にできます。
アウトラインを考えたら、とにかくワープロでテキストにしてしまって
(出典等は一々つけておく)後で構成を見直すことにすると、一応
材料はあるので取っ掛かりで気が散ることが減るかもしれません。
・自分の得意な、興味のある分野か?を再確認する
気が散ってうまく書けないということは、リゲルさんもおっしゃってる
けど本当に興味のある分野ではないか、あるいは論文書きという作業自体
が実は極度に苦手な可能性があります。
たとえば、既存のアイデアを解説するのが得意なら教師的な役割、
新たなアイデアを思いつくのが得意なら共同研究など、ご自分が
得意でモチベーションも維持できるポジションを探すことも大事です。
>書く前には大体のアウトラインを作ってから書き出すのですが、ロジックとロジックをつなげるロジックが思い浮かばなくて(アスペのせいで妙に細かい部分で引っかかってしまうのか)、う〜んと唸っている間に、ネットサーフィンしてしまう感じです(こういう書き込みでは問題なく集中できるんですけどね・苦笑)。
厳しいことを言うようですが、今のポジションにいる限り
いくらいいアイデアがあっても、論文を書き、発表しないと実績に
ならないのも現実でしょう。
タイマーを使って気が散る時間を区切るとか、ご自分なりの時間管理法を
工夫できるといいですね。
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