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▼陽湖さん:
こんにちは。当事者のワタシがどうこう言っていいのかな、と悩んで
いましたが、夫婦の葛藤を一度は乗り越えた体験を書きますね。
うちの場合、ダンナ(多分定型発達)VSワタシ(アスペルガー)で
攻撃的になるのは気分障害が酷かったワタシのほうでした。
今思い返すと、攻撃的になるのは、自分に自信がないこと、不安や鬱など
で自己評価が低く、相手に依存したい、甘えたい気持ちの裏返しだったな、
と思います(ある人に依存性を指摘されました)。
また、いったん攻撃的な気分になると、相手のやることなすこと気に障って、
しかも自信がないため「どうせワタシが悪いんでしょ」と逆ギレに近い状態
になり、自分だけでは修正できませんでした。
このままじゃもうダメだと思ったので、知り合いのカウンセラーの元に
ダンナを引きずるように連れて二人で行きました。
その場で初めて、ダンナも「支えたいけど支えさせてくれない(手を出そう
とすると攻撃される)、疲れてしまった」という本音を出せたし、ワタシも
「本当はワタシはどうしたいのかな?そのために、相手に攻撃性を向ける
という表現手段は適切かな?」と自分の態度を振り返ることができました。
また、ダンナが鬱に陥ったときは、しばらく別々に同じ医師のところに通い、
各々カウンセリングを受けました(ダンナが何を話したかは知りません)。
現在は、相手がイライラしてたらその場を外す(どちらも)、
怒りを相手にぶつける前に、感情を交えず具体的な要求に置き換える
(ごめん、テレビの音をちょっとだけ絞ってくれる?など)、
話し合うときでもすぐに結論を求めず、相手に考えたり対処法を変える
時間的な余裕を与える、など、工夫しています。
共同生活というのは、ワタシが思うに、ある程度ひとりでやっていける、
ひとりを楽しめる者同士なら、長く続くと思うのです。
そのためにはまず、自分と仲良くなること、自分にOKを出せること、
自分は本当はどうしたいのか?をしっかり把握でき、それを上手に表現
する方法は何かな?と考えられること、つまりは自分と上手に付き合う
スキルを身につけることが大事ではないでしょうか。
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