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今日、以下の記事をネットで見つけました。
「校長、自閉症児の入学を拒否 本人前に「この子では無理」」
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008100302000072.html
大半の人はこの記事を見たら「なんて酷い校長なんだ。子供がかわいそ
うだ。普通校に入れてあげなさい。」と思うかもしれません。
確かに、子供の前で「この子は無理」と言うのは明らかに失言と言って
よく、その点は謝罪しなければいけないと思います。
しかし、私が腑に落ちないのは、校長が子供が普通校に通うのが困難で
ある旨を親に伝える事がそこまで責められる事なのか?という事です。
実際、普通校で発達障害の子供に合った教育の十分な設備と知識を持っ
たところはまだ少ないという現状から考えて、学校側の主張が間違って
いると一方的に断じるのはおかしいのではないかと思います。
しかも、この記事を最後まで読んでいくと、校長の失言への批判を通り越
して、まるで子供を特別支援学校に通わす事は子供に対する人権侵害で
あるといわんばかりの論調に変わってます。
校長個人の失言の問題が、いつの間にか子供の人権問題にすり替えられ
てしまっている事にとても違和感を感じます。
以前、ある特定のマスコミによる反リタリンキャンペーンにより、リタ
リンがいかに害悪をもたらす薬であるかという偏向報道が執拗に行われ、
結局それがリタリンのADHD,欝への処方禁止の流れを後押しする形になり
ましたが、それとよく似たものを感じます。
マスコミは本来、事実に一切の脚色も付け加えづに、そのまま報道する
事が使命の筈です。
しかし現実には、自分達の考えを一方的に読者に押し付けるような報道
があまりにも多いと思います。
マスコミには、もっと中立的な立場で記事を書いてもらいたいと切に
願います。
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