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▼ルピナスさん:
はじめまして。当事者の凪と申します。
よろしくお願い致します。
たぶんここに書く考え方は多くの方には受け入れられないものだと思いますが、私個人の現時点での発達障害に関する考え方です。
>私には、他人との関わりや、感情の捉え方に、明らかに「異常」な部分があり、
「異常」な部分を認知するためには「正常」と呼ばれている部分をも理解している必要があると思います。
端的にいうと脳機能に障害があろうがなかろうが、『他人との関わりや、感情の捉え方』は人それぞれ。
「正常」というものに楽に併せられる人、我慢しながら併せられる人、気付いていても併せられない人、併せる気がない人、「正常」そのものが理解出来ない人etc
それが発達障害の目安になるのであれば、現在障害の根幹を担っている『先天的脳機能障害』という概念は必要なくなります。
この掲示板で二次障害と呼ばれている気分障害やその他精神疾患にしても一過性と言われながらも広義の脳機能障害。
成人の発達障害と判別の難しい統合失調症に至っては寛解を望むことも難しいという現状。
私自身も診断はされましたがハンス・アスペルガーが提唱し、ローナ・ウィングが広めたアスペルガー症候群では無い可能性は結構あると思っています。
> 診断を受ける前に、悩んだり、不安になったりしましたか?」
しました。診断を受ける前にも多いに悩みましたし、診断を受けた今現在も不安いっぱいというのが本音です。
様々な方が仰っている定型・非定型に限らず、人間の中には性格・気質の面における『自閉的傾向』というものも存在すると思っています。
そしてそれは育ってきた環境によって増幅されたり軽減されたりもするものだと思います。
基本的に自閉的傾向による社会不適応を示した時、その問題が先天的な障害に起因すると言ってもらえると正直楽になるというのは少なからずあると感じています。
実質的に『誰の責任でもなく、生まれた時から障害を背負って頑張って生きてきた』と言われるのですから(社会ではそうは取って貰えないとは思いますが…)。
ただ発達障害という名前が示すとおり、社会生活において発達するべきところが抜け落ちてしまっていた。というのは事実だと思います。
その事実を受け止め、問題箇所を改善する目安を得ることが今現時点での『成人の発達障害の診断』だと思います。
個人的な感想ですが、「自閉症」になりたい人はなればいいと思っています。
それで生きやすくなるなら診断が下りようが下りまいが他人には関係のないこと。
いくら文献やネットで調べても、自分自身の問題は似ているかも?か違うかも?程度までしか行かないと思います。
他人の症例に当てはめるのではなく、自閉症スペクトラムやアスペルガーだから○○だ、と一括りにするのではなく。
あなたはあなたの苦悩を軽減する方法を模索してみて下さい。
ご不安、少しかもですが私にも分かるような気がします。
きつめの文章になっていましたらすみません。
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