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わが家の小5のPDDッ子。
ご多分に漏れず俺ルールというか、こだわりがあります。
しかも他の人にとってはちょっとわかりにくいルールが…
先日通級の担任と話してて判明した例は、
・ドラえもんの声優が変わったのがどうしても納得いかない。
それが「今のドラえもんはニセモノだ」「作者も嘆いているはずだ」
といった極端で攻撃的な発言になって周囲をギョッとさせてしまった。
ことほど左様に、自分の感じたこと=他のひとも感じていること、と
誤解している可能性が大きい。
・彼ルールの正義感が強い。
「ひとの悪口を言ってはいけない」というのをものすごく言葉通りに
理解しているらしく、「席替えで苦手なひとの隣になった…」と話して
たけど、その苦手なひとが誰なのか決して名前を明かそうとしない。
しかし名前を隠すだけでは問題の解決には一歩も近づかないし、ひとに
対してネガティブな感情を抱くこと自体はよくあること、それを態度に
出すとか悪口を言うとかとは別物、と割り切れない。
まあ、思えばワタシもこういった思い込みは激しかったです。
マイ・ルールも(けっこう深刻なものも含め)数限りなくありました。
しかし、こういったマイ・ルールが潤滑な対人関係を阻害するのは
ままあるパターンです。
世の中けっこう、”適当”なところで共感したり反発したり、
フレキシブルで不確実なのが現実でしょう。
オール・オア・ナッシング的な思考方法も、自己像の構築にものすごい
妨げになるのは、ワタシの経験からも明らかです。
先輩のひとりとして、彼にはもうちょっとだけ視野を広げて、
もうちょっただけ鈍感力を身につけてほしいなー。
かといって、彼らしさの現われでもある、美的感覚の鋭さとか、
ユーモアのセンスをつぶしてしまうのも惜しい気もするし<親バカ
ぜいたくな悩みかもしれませんが、ほどほどに鈍感になること、
適度な鈍感力を持つことは、けっこう難しいですね。
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