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心配性の母さんへ
私の友人(成人男性)がASで、別の友人の息子さん(19)もASです。
友人はもともとの性格が積極的で人と関わることが好きなせいもあり、
学生時代から友達が多い方でした。
でも、社会へ出て、仕事上のコミュニケーションが上手くいかず、
また独特のこだわりが強くて周囲のサイクルと合わず転職を繰り返し
て・・・ついに自分に見切りをつけて、現在は家事手伝い中です。
友人の息子さんは、まだ学生ですが、1人行動のプロフェッショナル
という感じで、挨拶や会話をしません。
年齢差はありますが、どちらもすごく伸び伸びとしているような印象
です。
というのも、どちらの「お母さん」も、我が子の特性を個性として
受け入れて、叱らず育てて来たようです。
私自身、見ていて「どうして何も意見しないのかなぁ」と不思議に
思ったことが幾度もあります。
父親は、そういうマイペースで社会性が欠ける息子に、ずいぶん
叱咤や説教をして、時に暴力もふるったようです。
ですから、友人も友人の息子さんも、父親を嫌っています。
無理解な父親とか大人を通して、世間を批判的に見るような視点や
感覚も育つのだなと、負のルーツを見るような気さえしました。
ASの子供と、その子の世界感が理解できない父親の間で、母親の役割は、途方も無く大きいのだなと感じます。
療育システムとか専門的指導などは、専門機関である程度受けられると思いますが、当事者の人にとって一番安心できる「場所」として、いつも自分に肯定的な家族が居るということは、かけがえのないことなんだなとつくづく思いました。
親の思惑で我が子に友達をあてがう、または作らせようとしても、本人に要求が無ければ無理・・というのは、自閉圏、非自閉圏に関係なく自然なことだと思いますので、ご心配や期待など様々におありになるとは思いますが、まずは息子さんの世界感を大切にされて、その世界感にお母様が興味をもってあげることからされてはいかがでしょう。
そして、息子さんとお父さんの通訳として関わられることが、お母様の心の指針になり、気持ちの揺らぎを落ち着かせてくれるのではないかと思います。
成人するにつれ、我が子の就職や結婚など現実的な不安や問題は、親心として大きなものですよね。
きれいごとばかりでは乗り切っていけませんが、母親の存在で息子さんの心が生き生きとしている実例が身近に存在していたので、思わず書かせていただきました。
>始めまして よろしくお願いします。私たち家族は長男 アスぺの息子 の4人です。次男(アスペ)は高校3年のときアスペルガーとわかりました。主治医の先生は「とても軽いので特に障害者認定をしなくてもいいのでわないか。」と言われました。たしかに大学も行っていますが、誰ともコミュニケーションをとろうとしません。父親は「もっと積極的になれ!」と社会に出てからのことを心配します。私としては、まず 同じ立場の人たちと話す機会があれば 次男もだんだんとコミュニケーションのノウハウを教えてもらえるのではと思うのです。名古屋でそのようなグループはないでしょうか?
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