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やはり不思議ですね。
▼302さん:
>私は彼女がASと断定したわけではありません。
と一方で書きながら、
>ただASを知ってもらうことができれば、彼女が苦しんでいる事(うつ気味の原因)や自分との関係も少しは解決の糸口が見つかるかも…という期待はしています。(彼女がそうであっても、無くてもです)
という風な結論になるのが理解できません。
ASに限らず、発達障害は生涯にわたる困難さ(障害)です。
確かに、ASと診断され、あるいは自分の特性を客観的に把握して、
「(批判され続けてきたように)自分の努力不足じゃなかったんだ!」
と開放感を感じるケースもあるでしょう。
しかし繰り返しますが、この障害は、”本人”が一生付き合い続けていく
しかない、生涯にわたる障害なのです。多くの場合、受容に至るまでに
ショックや否定といった過程と、ある程度まとまった時間を要します。
(参考までに親が子の障害を受容するに至るまでの研究を下に貼ります)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/z12020/z1202001.html
302さん、あなたは現在、仕事が彼女のせいであなたの思ったように
運ばないのにイライラして、彼女に怒りや苛立ちを感じてらっしゃる。
その苛立ちや怒りの感情は理解できますし、彼女ではなく
「302さんが困ってらっしゃる」状況もわかります。
しかし、そういったご自身の感情と向き合わずに、ASの疑いを彼女に
投げかけるのはフェアではないように思えます。
また、万一ASが彼女の困難さのベースにあったとしても、診断や
自覚は出発点であり、わかっただけで彼女の問題は解決しません。
その上医師の中にはまだまだ成人の発達障害に否定的な人もいます。
あなたからは障害では(=フツーじゃない)と疑われ、医師からは
そうではないと言われて、混乱してしまう可能性もあります。
このワタシ自身、自ら発達障害の疑いを持って診断を希望していたにも
かかわらず、いざ診断されたときはショックで記憶が飛んでいます。
あなたが考える以上にデリケートな問題である可能性を、どうか
心の片隅に置いていただければ幸いです。
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