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ももうさぎさんへ
私自身の体験談でなく、申し訳ないのですが、ひとつの参考にしていただければ思い、コメントさせていただきます。
以前、私のASの友人が就職活動していて、やはり面接でつまずくと言っていたので、店長経験のある別の友人が「面接の練習」をしてくれたんです。
で、そのASの友人の場合は、聞かれた事に端的に「はい」「いいえ」が言えず「答えの周辺のことをくどくどと話す」という点と、斜め下を見ながら答えるという点が、面接での質疑応答ではマイナスになるということでした。
そこで、地元の支援センターに相談しましたら、いろんな職業の作業所リストをくれたので、その中で友人はパソコン関係の作業所を選びました。
その作業所に入るのも面接が必要だったのですが、私も同席が許されたのです。
そこは医師のなんらかの診断書があれば、履歴書は不要でした。
面接担当者の人も、とても親切にゆっくりと体調や得意分野について聞いてくれました。面接は和やかにスムーズに進み「さっそく来ていただき、テープライターやパソコン講師など好きな進路に向けて、徐々に作業時間を長くしていきましょう」と話が進んだとき、私は発言させていただきました。
「友人は、お菓子類が大好きで、お菓子の箱や缶があると仕事に集中できなくなったり、他の人の分まで全部食べてしまうのです。それと朝の目覚めが悪く、朝はとても不機嫌です」
「あ・・それは盲点でした」と面接担当者の方は、友人に向き直り「缶の中身が見えると、そちらに気持ちが奪われますか?」「例えば、お菓子の缶にふたをしていたらどうですか?」「睡眠時間はどれくらいですか?」と・・まず一般的には聞かれないであろう細かな、友人の特徴に丁寧に触れてくれました。
そこの作業所では、様々な症状の方が将来的な仕事に向けて、パソコンのスキルや知識を習得されていましたが、パニックになった方の対応も非常に敏速で自然でしたし、日常の挨拶の仕方や職場でのふるまいも指導してくれて、誕生会やクリスマスや鍋パーティーなど、イベント的なものを通して周囲との関わりのスキルも学べるプログラムでした。
就職先のお世話などもあり、もし職場でトラブルやストレスがあれば、その相談やフォローもあり、そういう点が何より心強いと思いました。
何か、ご自分に不安な点があるとしたら、自分のことを理解してくれる上司や、身元保証人のような方がいれば伸び伸びと仕事が出来るので、こういう就職へのアプローチもいかがでしょうか。
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