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▼そろばんさん:
こんにちは。
そろばんさんが書かれたこと、すごく思い当たることがたくさんあります。
うちの娘(AS小4)と接してても、同じように感じることが多いです。
>では、自閉圏と定型の人との本質的な違いは何なのかと言うと「自分の知識の範囲外の出来事に対し柔軟に対処する能力の有無」だと思います。
>つまり、自閉圏の人の特徴を簡単に言うと「自分の知識の範囲内でしか行動出来ない」という事です。
私が娘から感じる困難さも似たようなニュアンスです。
「これまでの体験から得た知識を、引出しにストックしておいて引き出す」ことはできる、がしかし、それは 引きだす「のみ」。
あまりうまくない例えですが、「いちごの色は赤だよ」「リンゴの色は赤だよ」と
教えてあげると、いちごとリンゴの色、うまくいけば他の果物の赤い色も自分で判別できるようになりますが、「このチューリップの花の色は?」と聞いたとしても「赤い色」と答えるそういう応用ができないような・・・・・そんな感じを受けます。
色のような具体物ならかなり応用はきくようになりますが、抽象的な概念や考え方、思考のコツみたいなものは、うちの子は特に応用がきかない印象です。
ひとつひとつ個別の知識の量自体は膨大に持っていても、そのカテゴリー分けや関連性・類似性・相違点などを見分ける能力に 難しさがあるように感じています。
そのため、全く別の事柄にどう応用できるか?ということが思い浮かばないで苦労しているようです。
もしかしたら、ほかの自閉圏のかたにも そういう困難さがあるのでしょうか。
>自閉圏の人は自分の知識の範囲内でしか行動出来ませんので、実際の作業の前に「知る」という作業が必要で、当然それには時間がかかります。
>一方、定型の人は知らない事でも出来るので、知る時間は不要です。
私自身が定型か非定型かがわからないのでなんともいえませんが、私個人のことだけで考えてみれば、「知らない=未経験」の出来事であったとしても、これまでに経験したことの内容をある程度応用できることならば、大丈夫な気がします。
一方で、全く見当もつかないことだと、さすがに不安も増すし困惑しますね。
完全に想像もつかないことなんかだと、そこは自閉圏かそうでないかに関わらず、先に誰かに聞くなり調べるなりして情報を得ようとすると思います。
なるほど、なんだか娘の感じていることが 少しづつ感じられてきた気がします。
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