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相変わらず深刻そうですね。
▼ゆみこさん:
>他にも自閉傾向のある人の特徴についてなどの解説もそうなんですが、
>とにかく読めば読むほどに混乱してしまっています。
おそらく、ASと一括りにされていても、コミュニケーションに困難を感じて引きこもり状態にある人がいるかと思えば異常なほど人懐こくリップサービスの旺盛な人もいますからね。(私も両者の間を彷徨っています)
貴方が混乱を感じるのも無理からぬことだと思います。
症状は十人十色、確定診断の出ていない「グレーゾーン」の常連さんも多数いる、統一的な生活アドバイスも必ずしも参考にはならない、…
…と思いきや:
>どういうことかと言いますと
>どこを読んでも私が普通のこと、誰でもそうだと思っていたこと、が自閉症やアスペルガーの特徴として書かれてあるからです。
>知識を得たと思っている今でもそうです。
>皆さんの「自分はこうだ、こうだった」というお話を読んでいると、正直な感想として「普通、当然じゃないの」と思ってしまうのです。
>本当に本当に『健常』の人たちはそうじゃないのか?!と。
>皆思い過ごしなんじゃないか?!と。
確かに、私も幼稚園の年長組までは病院の中にがんじがらめにされていたため外の世界をほとんど見ることができず、親類の者もほとんど病気らしい病気をしたことがこの時期はなかったので、「なぜボクばっかり」という意識が常にありました。
それでも幼稚園では他の園児と運動能力の格差が小さく、今では信じられないことですが、当時46名いたクラスで学芸会のお遊戯の代表12名に選ばれたことがありました(しかもその演目をしっかりこなしていた)。どこで歯車が狂い始めたのでしょう?
その一方で、私がASゆえに体験したことは、他の児童生徒もどこかで体験しているのではないのかな、という意識は長いことありました。ギャップを感じ始めた原因は、やはり室蘭に引っ越してから凄まじいいじめの洗礼を受けるようになったことでした。
子供心に、「同じ北海道なのに、何で室蘭と根室はこんなに環境が違うのだろう?」という疑問が常に重くのしかかっていました。
>でも、もし私が普通と思っているあれもこれも色んな事全てが「普通ではない」ことだとしたら私の全てが根底からひっくり返ってしまうのではないか、そんなことはあってはならないしあり得ないと思ってしまうのです。
私はこのことでショックを30年以上も前から感じていました(^^;)
>私は周りの他の大勢の人より「鳥瞰的」に生きているつもりでした。
>それが真実は逆で、他の人は人間として3次元がぐるっと見渡せるのに私は2次元の世界しか見えてなかったーーー鳥どころかアリだったとしたら。
>40年以上も生きてきて色んな事が分かったつもりが本当は「物心」さえついていないとしたら。
>本当はアンドロイドなのに自分自身では人間のつもりでいた、それも「より物の分かった」人間のつもりでいた、そんなことだったら。
私は、貴方の感じているような「矛盾」を、たまたま身体障害があったばかりに30年以上前から感じていましたが、その「矛盾」との付き合いは今も続いています。
でも自力で解決できる「矛盾」でないところがいかにも腹立たしいです。その腹立たしさを感じるあまりに、このフォーラムでも何度「イエローカード」を出されるようなトラブルを起こしたことでしょう。
>投稿されている方たちはどうしてそんなに客観的にご自分を見ることが出来るのでしょうか。
>過去には出来なかったけれど、診断なり自覚があって出来るようになった、ということなのでしょうか。
やはり自分がASと知って今までの自分に納得ができるようになった人もいますが、貴方と同じように「驚天動地」というほどのショックを感じた人はかなり多いと思います。(私もかなりショックを感じたほう)しかも私はこのフォーラムの常連になってもしばらくは現状を受け入れることができませんでした。もちろんその原因は自分自身が感じたショックの他に、当時会社を理不尽な理由で解雇された後職探しが困難を極めて生活苦の不安に押しつぶされそうになった、という理由や、3年前の6月に中学校時代の同級生2名が39歳の若さで病死したが2名とも独身だったということで人生に焦りを感じていたことがありました。
私の場合は、やはり自分のWebページを作って、そこで事例解析を行ったことがかなり大きかったと思います。もちろんこれは自分の心の傷を外部にさらけ出すことにもなるので、よほど度胸の必要なことです。
ただワープロ書き程度の原稿を手元に残しておく程度なら、一時的にはつらい思いはあるかもしれないけれど自分を客観視できるようにはなるかと思います。
>>>また私の場合は、どんなに状況が悪くても未来に希望を託すことで自分自身を牽引してきました。
例え「Chiquititaの寝言」と揶揄されたって構わない、と開き直ってます。
どうしても他人の心理的な状態には同情することはできても、感情移入には限界があるので、本人の苦しみを100%理解できる人間が本人しかいない、というのは残念ではありますが、このフォーラムでは同じ悩みを抱えている人がたくさん集まってきており、そのせいでしょうか、他の人でも悩みが解決した、という朗報コメントがあるとまるで自分の事のように嬉しく感じることが多いです。
まだまだ現状を受け入れるのに時間はかかるでしょうが、未来に希望を託すことは重要だと思います。
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