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▼まいごママさん:
>はじめまして。
はじめまして青年期のアスペルガー傾向を持つ者の親です。
>でも、本人、家族、教師などに向けたサイトはけっこうあったのですが
>それ以外の周囲の人間の対応の仕方を教えてくれるサイトが見つかりません。
兵庫県のピュアコスモというグループのサイト
http://www5f.biglobe.ne.jp/~h_hfpdd/
トップページの左側ボタンの一番下から おたすけブックというものをダウンロードしてみて下さい。
とても入門的な内容になりますし、やはり周囲の人にとっては役にたたないかもしれませんが、年齢別・対象者別の表現がなされていて、その対比などをしてみるとヒントが得られるかもしれません。
>家族、教師などに向けたサイト
表面的なスキルとしてではなく、どちらにも共通する部分・背景・理由を 察しながら理解して頂ければ とても嬉しく思います。 そうすると、家族でも、周囲の方々でも根本は変わらないことがご理解頂けるかと思います。
>相手の親御さんが(多分お子さんのことを思うあまり)攻撃的になったり
傷つきを抱えていると攻撃的になりがちかもしれませんね。 あるいは、その親御さんご自身にもアスペルガーと共通する苦手さを抱えていらっしゃる可能性もあるのかもしれません。 そのような仮定に基づいて対応をすると上手くいくことも中にはあるように感じます。
(アスペルガー児の親は必ずしもアスペルガーだという訳ではありません。 しかし、親子で似た特性を持つ方々がいらっしゃるのも事実です。)
アスペルガー児・者に適切な対応の多くは 典型発達の方々へも有用なものが沢山あります。
思いつくままに書いてみると、
・アイメッセージを使う
「あなたが悪い」と言わず、「あなたが〜すると、私は悲しく感じ腹もたつ」のように私(アイ)が、どのように感じるかを伝える。
・大切な事は一つずつ確認する
・忘れたら困ることは、 口頭ではなく、文字にして伝える。
できれば 少し時間をおいてから再度確認をする。
(子どもに お母さんに伝えてね、と言った事は、後からお母さんにも「お子さんからお聞きになっていると思いますが・・・・・・」と、メールをすると確実です)
・肯定的な表現を心がける
同じ内容でも、「乱暴な言葉遣いをしないで!」と言わず、
「もう少し穏やかに話して欲しい」と言う訳です。
同様に ×「遅れないでね」→ ○「間に合うように早めに来てね」
いずれも、お子さん相手でも、お母さん相手でも有効な対応だと思います。
(私の家族の中で典型の範疇にいると思われる相手にも有用でした。)
普通の人間関係を基本にしながら、「心が弱って、傷ついている状態の人」という前提で、本当に少しだけ、「ていねいな」対応を心がけて頂けたら、とてもありがたいと思います。
ただ、いずれにしても、「是は是、 非は非」です。
事の是非は障害を言い訳に曲げてはいけないですから。
間違った事は私は間違っていると思うと、伝えて良いと思います。
そうでないと、長続きする関係は築けないですよね?
無理は禁物だと思います。
相手の方が攻撃的になってしまっていたら、ほんの少しだけ譲って、その場は、とりあえず「聞き役になって」主張を丁寧に聞き取ったうえで、やはり「そのように感じられるのですね。」と、いちど受けとめて頂けると良いと思います。
そのうえで、「私は、少し別の事を感じるのですが、もう少し考えてからお伝えしますね。」と、少し時間をおかれてから必要なら「先日の事ですが・・・・・・」と、自分の考えを伝えてみたら良いと思います。
実は、子どもの主治医から、私と(我が子の)担任の先生と会話に関して
「担任の先生も 自閉症だと思って話をしてみて下さい」と、アドバイスを貰った事があるのです。
つまり、相手が誰であっても
・冷静に ・論理的に ・理由を添えて ・重要な項目を絞って ・簡潔に
・具体的に ・少しずつ
を意識することは大切だという意味のアドバイスでした。
少しでも参考になると良いのですが(私見で失礼致しました。)
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