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はじめまして。診断済みの当事者の20代女性のぴあのです。
小さい頃からアスペルガー特有の症状がでていて、変わった人だと見られていました。私自身は診断を受けるまでは特に不思議には思っていませんでしたが・・・
また何をしてもうまくいかないのが当たり前だと自分では思っているので、いつも自信のない人だと思われています。
大人になった現在は、これまでのつらい経験と本で得た知識によって、表面は普通にふるまうことができます。しかし、とっさの返事がうまくできなかったり、物事を完全に理解していないことで、ぼろがでてしまいます。サービス業の人でも性格のきつい人、失礼な人にばかにされたり、怒られたりして落ち込むこともあります。
当然仕事もできません。仕事内容が繊細さや注意力を要する仕事なので、すぐにパニックを起こして、フリーズしてしまったり要領悪く動いてしまいます。一度立ち止まって考えずに見切り発車で仕事をして失敗することもたびたびです。周りの人からも、きっとあきれられていると思います。 それに一番困っていることは、女性の上司(30代)とうまがあわないということです。その方が現在の職場(大学でバイトしています)に赴任してくる前は、上司(研究職)が男性しかいなく、上司とも距離を保って仕事することができ、精神的に安定していました。しかし女性が赴任してきてからというもの、私は精神的に不安定になってしまいました。
なぜかというと、私は上司と部下はある程度の距離をもってせっする「べき」という考えに捉われているからです。それに対して、その方は楽しく仕事をすることがモットーで、バイトと職員の距離を縮めようとしているのです。また性格が私と似ている部分があり、それも苦手意識をもつ一因となっています。
周りのバイトの人は、を喜んでその女性上司と接し、彼女はバイトの人々から好かれています。しかし私にとって彼女はバイトに媚を売って甘えている人とどうしても映ってしまいます。特に一部のバイトとは非常に仲がよく、ほとんど友人同然に接しています。ドライブとか行ってるみたいです。また彼女は研究職によくいがちな非常にかまってほしがりで、お昼にバイトが昼食をとっていると、海外に旅行してきたときのアルバムをもって現われて、みんな見て〜ということを何度か繰り返していました。とにかくグイグイと自己顕示してくる方です。
普段はバイト(若者から60代までいろいろ)ににこやかに接して、好かれていますが、一部のお気に入りの人たちの前では学生時代に戻り子供っぽくなり、負けず嫌いで気に入らないことがあるとものすごいいやそうな表情をする一面も私は知っています。とにかく女性が少ない職業なので女王様気どりなのです。性格が悪いと思いながらも、バイトにかまってかまってと近づいてくる彼女が、人間にしっぽをふる犬のように見えてしまいます。
上司なら上司らしくバイトとなれ合わず毅然としていてほしい、という私独特のこだわりやとらわれを頭から消し去ることができず、これまで彼女に対していやな態度をとってきました。部下は部下らしく上司に逆らわない、というこだわりも持てばよかったのですが(苦)当然一時、彼女との関係は最悪でしたが、現在は微妙な空気が漂いながらも落ち着いています。
私が考え方を改め、大人になってにこやかに接すればよかったとも反省しています。他の健常者のバイトの人はみんなにこやかに彼女に接しています。どうして私だけそんな簡単なことができないのか、と常に自己嫌悪です。このバイト(仕事)は上司に気に入られるかで次の雇用が継続されるかも決まるので、私以外のバイトの人はゴマをすっているだけじゃないのか、とも考えてしまいます。そして邪魔するのが、私は仕事ができないからどのみち嫌われていた、と考えてしまうマイナス思考です。このマイナス思考でアリ地獄のように現在まで落ちていったと考えています。そして大学院を卒業できずに中退したくせにプライドだけは捨て切れなく他人と衝突している自分を常に責め続け、最近は生きていてもしかたがないな、と考えるようになっています
長文で失礼しました。
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