|
▼かっちかちやでさん:
はじめまして。 青年期のAS周辺者の親です。
>字を書くのが苦手。かなりエネルギーを使わないと書けないため、
>問題の答えが分かっていても、答えを全部書く前に力尽きてしまう。
指先の運動機能が発達していない状態で
>ひたすら字を書いて練習
を、実行したら、苦手意識だけが積もってしまいます!
楽しめることから指先の器用さを高める方が良いかもしれないですね。
(折り紙とか、工作とか)
また、姿勢の保持ができているのか?も重要です。
クッションや足台などを用いて、姿勢保持の助けをすることも、勉強に集中するために助けになることがあります。
サポートグッズの紹介サイトを貼っておきます。
http://www.jpald.net/research/tool.html#
http://icedd.nise.go.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=15
この中に出てきますが、鉛筆を持ちにくい方の為のサポートグッズに例えば
トンボ鉛筆から おけいこいろえんぴつ MK-PBEC6C
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/s-seibunsya.co.jp/g/MK-PBEC6C/index.shtml
や もちかたくん
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/s-seibunsya.co.jp/g/ND-KESY/index.shtml
などの器具も販売されています。
また、迷路遊びも楽しいですよ。本屋さんに多くのドリルが売られています。
できれば、2〜3歳児用のとても簡単なものから始めた方が良いと思います。
塗り絵も良いと思います。
とにかく、簡単で楽しいもので「できた」「楽しい」という達成感を大切にしてあげて欲しいと思います。
鉛筆が難しいときには、フエルトペンが良いかもしれません。(軸が少し太い方が持ちやすいと聞きます。 扱いやすいペンを探してみて下さい。油性ははみ出したときに消すのに苦労しますから水性が良いと思います。)
襖に模造紙を貼って、好きなアニメのキャラクターを描いても良いと思います。
「手でペンを持って、自由に線を描けるようになること」が今の目標なのですよね? だから、書くのは(描くのは)文字ではなく、キャラクターでOKと。
そして、以上の指先の器用さの練習とは別に、「知識をきちんと確保しておく」為には、任天堂DSやパソコンを利用しても良いとおもいます。
上記のサイトでは支援ツールとして ドラネットもあげられています。
私は使った経験がないのですが、体験版もあるようですから試してみてはいかがでしょうか。
http://super.doranet.ne.jp/cd_rom/cd_top_fs.html
「自分できれいに書く」練習は、少しずつ進めるとして、「見ればわかる」能力はどんどん伸ばしてあげたいと思います。
ご本人が嫌でなければ パソコンの文字入力も教えてしまって良いという考えも可能です。
>字を書くという作業は、生きている限りはついて回ることなので、
確かに学校の中では手書きがついて回るのですが、実社会では手書きで文字を書く機会は、この頃とても少なくなりました。
パソコンが変換してくれた漢字の中から、適切なものを選ぶことができれば、きれいな字が書けないでもさほど生活は困りません。(いえ、きれいな字を書ける方が羨ましいとは感じていますけれど。)
>毎日、書いてるんだから、無理にやらせなくても、そのうちうまく
>なるという考えもあります。
これは、発達障害では少し違うかもしれません。
学校では、多くの子どもにとってわかりやすい指導がなされます。
でも、発達障害児では、今の指先の器用さでもそうですし、全ての感覚のあり方が、先生や周囲のお友達と(もちろん、ご両親とも)違う部分を持っていると思った方が良いのです。
そうすると、「普通の子が普通に」獲得することがらを獲得するために、何倍もの苦労と努力が必要です。
お子さんに適した指導方法を工夫することで、「無理ではなく、楽な方法」を探すことが、本来なら「特別支援学級」の先生のお仕事だと思うのです・・・・・・。
今は、専門教育を受けていない方が支援級の先生をなさっていたりしますから、家族が手探りで支援方法を探していくことになってしまうのかもしれないですね。
本当は、指導方法の工夫が連載されている雑誌なども出版されているのですが、そこまで手が回らないのでしょうね。
例えば
http://hon.gakken.jp/magazine/human-care/index.html
もし、地域の教育相談室などを利用する機会があるようでしたら、お子さんの認知のあり方(得意、不得意や、受け入れやすいアプローチの方法など)について、評価をして頂き、指導級の先生にも情報が共有できると、少しは過ごしやすくなるかもしれないと感じました。
小学生での、宿題としてふさわしい勉強時間は10分×学年とも聞きました。 1年生で10分、2年生なら20分という意味です。
夏休みなら、午前に10分、午後に10分でもいいのかもしれません。
でも、それより長く机に向かわせようとする(好きではない勉強に集中して取り組んで貰う)のは、はじめから無理と思ったほうが良いのかもしれません。
|
|