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何度も横レス、しつこくてごめんなさい。これで最後にします。
▼ネーブルさん:
>決して、表情の努力や練習を強要や義務づけしている気持ちはなくて「対等に渡り合えるには」というコメントに対して定型者に対して有効なポイントを伝えたいという主旨でした。
えーと、もう一度ネーブルさんお勧めのブログのコメント欄を
よく読んでみていただけますか?
”演技”ということが何度か出てきていると思います。
”演技”してるという当事者は、自分の素を顔に出したら誤解されがち
であると自分のことを理解していて、誤解を防ぐためにもマナーとしても
表情や言葉掛けなど標準的なリアクションを”演技”していて、
しかも自分が”演技”していることを客観的に認識できるのです。
それだけ、日常的に周囲に合わせる努力を重ねて適応しているのです。
ちなみに、私も年とともに”演技”できるようになった部類です。
そしてこのスレ主である里美さんも、最初の投稿を読む限りでは、
苦手なタイプの支援者に対して対処策を講じて穏便に過ごせています
から、”演技”できていると私は理解しました。
ただ、日常的に”演技”することは疲れます。
だから、”演技”が必要なシーンからそっと離れて、素の自分を
大切にする時期があってもいいと私は思っています。
”演技”ばかりじゃ疲れるよね、という話をしているときに、
観客はこう受け止めがちなのよ、だからこう演技してはどう?
という話をされても、なんというか、えーと、エスキモーが
冷蔵庫を売りつけられてるような違和感をおぼえるというか・・・。
>「定型者は視覚的なものに感情が誘導されやすい」という弱点があります。
>ですから、いくら知識があっても、悲しい内容の話をしている時に笑顔で聞かれたりすると、つい「特性なのだ」ということを忘れて「よく笑えるわね」という苛立ちや怒りの感情に走って行ってしまいがちです。
>ここで・・・表情についてのハンディを忘れると「できない」のではなく「してない」という対等感におちいってしまう、という意味の言葉です(←わかりづらかったですかね)
誤解があるようなので、くどいようですが念のため。
定型者でなくても視覚的なものに印象が引きずられることはあります。
だからこそ、表情や状況をある程度読めるアスペルガー当事者だと、
わかったような笑顔で無神経なことを言う、言行不一致な人々、
典型的にはこのスレッドで言う支援者「様」タイプの人々に対して、
「してない」ことに驚いたり、混乱したり、怒りをおぼえるのです。
表情をコントロールできないというハンディがあっても、
「よく笑えるわね」という苛立ちをぶつけたらいいと思います。
おそらくあれこれ言い訳(に聞こえる解説)をしてくるでしょうが
「それでも私は苛立つから、やめてくれ」と率直にぶつけられること
こそが”対等”な関係ということではないですか?
私がもし、そういうハンディがあるなら、「できない」からと寛恕
されるより、率直に指摘してもらったほうがありがたいと思います。
>ちなみに、ケガをしたASの友人には「つい、笑っちゃう癖があるんですが、決しておかしいからという訳ではく自分でもコントロールしずらい点なんです。と説明せないかんよ」と伝えてあります。
ネーブルさんのそのご友人はかなり極端な特性をお持ちのようですし、
おそらくとっさのときに口頭で自分で説明するのはかなりハードル高い
と思うので、私がサポーターだったら「自分で説明する」ためのツール、
簡単なサポートブックか、”助けてカード”(日本自閉症協会HPの
防災マニュアルより→http://www.autism.or.jp/bousai/help-card.pdf)
の携行をすすめるでしょうね。
ネーブルさんがご自身の体験を踏まえて善意でコメントなさってるのは
わかるのですが、アスペルガー当事者でも、人により特性の出かたや
自閉度の違いや個性があることはご存知かと思います。
個々人の環境も異なるから状況は本当にひとりひとり千差万別です。
”ASの”人、特性、と括らず、個々を見ていただければ幸いです。
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