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こんにちは。
上では、本題以外のコメントで申し訳ありませんでした。
>やはり、普通はしない、駄目なことだと教えるべきだと思うのですが、
ええと。
「普通はしない」と、「駄目なこと」は厳密に区別した方が良いと私は考えています。
どこかの講演会で聞いた話しなのですが、記憶で書きますので不正確な点はお許し下さい。
「こだわり」が トイレの便器に発揮された方があったそうです。
水の流れが気に入ったのか、すべすべ感なのかはわかりませんが・・・・・・。
とにかく、様々なメーカーの様々な型式のものにも興味を持ち、出先でもトイレに興味津々・・・・・・。
これは、「普通にはしない」ことを知っていないと困ります。したがって、世間的にも「会話にはしない」「自分が興味を持っていることを伝える相手は選ぶ」等のスキルも獲得しなければいけません。
しかし、「駄目なこと」ではなく「禁止」する必要はありません。
実際、その方では主治医も禁止しない方法をアドバイスなさり、ご家族もその方針を採られたそうです。
その結果、その方は その知識と才能を見込まれて 便器を作成している大手メーカーに就労されたそうです。
今の場合、所有権が他者にある品物を承諾無く入手する行為は「犯罪」ですし、禁止しなければいけません。
しかし、新品を正規な手続きを踏んで購入することや身につけることは「法的には許される」行為です。ただし、世間的には「少し変」とみなされる行為でもあります。
ですから、例えばお母様の協力のもとに美しい肌着を入手されたとしても、それを「言いふらさない」ことが可能で、「自分一人の楽しみとしてすごすことが可能」であり、「秘密を話しても許される相手は限定される」という区別をきちんと実践可能なら「駄目なこと」ではなく、「限定的に許されること」のはずだと思われます。
1.犯罪として 絶対的に禁止される事柄
2.多数の方にとって不快な行動だから隠す必要のあること
(服装を考えても明らかなように地域・文化によって内容は変遷するでしょう。)
3.人前で話題にはしないけれど、限られた場面では「悪いこと」ではなく人間として「あたりまえな」こと
(多くの性的な話題はこの分野に該当するかと思います。)
を、区別しながら 対応することが求められます。
特に3の対応を間違えて、全面的に悪い事という「禁止」を頭ごなしにすると、婚姻に関して否定的な感情が芽生えてしまうことがあるようです。
このほかに、今のお悩みに関しては第二次性徴に関しての正確な知識の獲得をご本人に促すことも意味があるように感じました。
現在の年齢は 第二次性徴の真っ盛りであり、ホルモンのバランスがとても悪い時期で、それが理由で様々な衝動が強くなっているという事を「知識として知っている」だけでもご本人やご家族の安定に繋がると思います。
現在の性向や興味が一生涯のものとは限らないという事です。
今の年齢が、様々にバランスが悪い時期であり、「思春期の終了時期にはかなり落ち着く」という見通しを持つと、救われる部分も大きいと思います。
なお、一般的には この時期の衝動を勉強やスポーツに打ち込むことで「昇華」するわけですが、その助けとなる「仲間作り」が上手くいっていないときには乗り越えるのが、さらに困難になっているという事情があるもの思われます。
自我同一性 昇華 第二次性徴 などをキーワードになさって検索なさるのも良いと思います。
また、精神科の先生や心理士の方でも、息子さんと「男同士」でお母様を介さずに会話をなされば、少し「突っ込んだ」「本音」のアドバイスを息子さんに対してしてくださると思います。
「母親を介在させて」行うには、かなり微妙な話題ですから・・・・・・。
ストレートなアイデアでは無いのですが、方向性についての一つの考え方という意味で書かせて頂きました。
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