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コナックさん、こんにちは。
私は男で子持ちでもありませんが、一応知ってる事を書かせて頂きます。
>ずばりお子さんに遺伝していますか?
遺伝の確率については様々な説があって、3%程度と主張する学者もいれば30%以上と主張する学者もいます。
これだけ学者によって差が出るのは、多分アスペルガーが「スペクトラム(連続体)障害」だからではないかと思います。
「スペクトラム障害」の意味については、私の以前の投稿で述べた事がありますので抜粋します。([#30193])
>自閉は、スペクトラム(連続体)障害という事はご存知でしょうか?
>自閉は軽いものから重いものまであって、軽い人と健常者の間に明確な境界は存在しないという考え方です。
>つまり、自閉は重度〜軽度〜健常者まで全て繋がっているという事で、極端な事を言えば「人類は皆自閉」と言えるわけす。
>ですので、自閉は自閉であるかないかではなく、重いか軽いかの違いがあるだけです。
>そして、自閉が重いと判断された時だけ自閉症或いはアスペルガーと診断されますが、軽いと判断された場合は、例えその要素があったとしても診断にまでは至らないのではないかと思います。
つまり、アスペルガーであると判断する基準が医師によってバラバラで、診断のハードルが低い医師でアスペルガーとの診断が出ても、ハードルの高い医師では診断されないという事もあるという事です。
その診断基準の違いが学者による遺伝の確率の主張の違いに現れているのではないかと思います。
では実態はどうなのかと言うと・・・
(以下は私の経験に基づく主観ですので、医学的根拠はない事はご理解下さい。)
もし遺伝した場合、親の症状を全くそのまま引き継ぐ場合よりも、部分的に引き継ぐ、或いは近隣の発達障害(LDやADHDなど)になって現れる場合のほうが多いのではないかと思います。
例えば、親はアスペルガー、長男はADHD、次男はLDといった感じで、様々な症状で現れる事も珍しくありません。
また、家族に発達障害がいる家庭というのは、そうではない家庭に比べて、欝病や統合失調症などの精神疾患の人が多い傾向があると感じてます。
そういった親と違う形での発症も遺伝と考えると、かなりの確率になる可能性があります。
私が例えでよく使う表現は、「子供の顔が自分の顔に似るぐらいの確率」で遺伝する覚悟をしておいたほうがいいというものです。
つまり、目元だけとか鼻の形だけ似るという事もあるのと同じで、部分的に似る事も含めればかなりの確率になるという意味です。
因みに私は父親のがほぼそのまま遺伝しました。
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