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コメントありがとうございます。
▼chocoさん:
>やはり適切な治療方法はないのですか。
>原因も解明されてないんですね。
>うちは家族も似たような症状が見られるから、遺伝なのかも。
適切な治療法、とはいっても、症状が十人十色であることがさらに最大公約数的な治療法を確立しにくい、という状況を生み出しているのかもしれません。
ただ、現在はヒトゲノムの解読が完了しており、ASやADHDといった発達障害をもたらす遺伝子がゲノムのどの辺にあるのかが解れば、遺伝子治療として確立されるのではないのかと、私は期待しています。
私も現状では完治不可能だということを聞かされたときショックで1週間食欲不振が続きましたが、悔しくて情けないけどこれが現状なのです。
でも、文面を拝見していて感じられることなのですが、かなりショックが大きいものと察せられます。
>主に人との会話が苦手です。
>特に1対1がダメ。間が空いたらどうしようと考えれば考えるほど、
>頭が真っ白になって、的を外れたことを言ってしまいます。
>複数でいるときは、全く口をはさめないし。
問題なのは、思考回路の処理が難渋しているので、会話の相手の文言を受け取るのに、言葉の裏を解釈するだけの余裕がないということです。
このために、相手の言葉を字義通り解釈してひどく傷ついたり、大立ち回りを演じたりすることが多く、中には衝動的な暴力事件も起きています。
自分の台詞も、状況や相手の心理に対応するだけのゆとりがなく、自分にはその気がないのに、相手を傷つける文言を発したりしてやはり大立ち回りに発展することもよくあります。
また、話題がどのように展開するのか予測できない世間話は苦手とすることが多く、そのくせ自分の得意分野の話題になると目の色を変えて喋り捲る、ということが多いので、本人も会話の相手も異常な疲労感を覚えます。
それらを恐れるあまり、自然と無口になり、集団の中でも浮いてしまうようになる、というのはよくあることで、環境によってはいじめのターゲットにされることがあります。
また、自分が実際以上に周囲からバカだと見られているように感じることも多く、引きこもりの原因になることもあるという話も聞いたことがあります。
>それでも、何人か友達がいたのですが、たまに会っても
>楽しそうな周りに合わせるのがしんどくて、
>引っ越したのを機に、自ら連絡を絶ってしまいました。
>今は誰にも会いたくないです。
貴方は現在、引きこもりの状態にあるように、自分自身で感じているのでしょうか?
でも我々の考えていることは案外取り越し苦労で終わっていることもあるので、カウンセリングだけでも受けたほうがよろしいかと思います。
ASにはカウンセリングは無意味だという消極的な意見も耳にしたことがありますが、私はマイナスだとは思いません。
>AS+鬱の二次障害なのかな。
コメントからは鬱状態にあるかもしれない、という状況が窺えますが、実際に鬱状態にあるかどうかは医療機関でないと診断ができません。
それに鬱状態は拡大すると自殺(未遂)に発展することもあり、看過できません。
我々が医療機関では2次障害のほうを優先で対応して欲しい、と提言しているのはそういったことがあるからです。ASそのものは自殺の原因にはなりません。
私がどうしてもどの環境でも浮いてしまい、常に人恋しさを感じる、という状況と現在の貴方の状況がオーバーラップしているように感じますが、如何でしょうか?
ならば、思い切って文化サークルやボランティア活動などに参加されてみては如何でしょうか?
最初は環境に慣れるだけで大変かもしれませんが、それでも構いません。
人間観察の場として利用するのです。
また、サークル内の人間同士なので、それだけ共通の話題も増えて会話しやすくなります。
ASは絶対に治らないからといって、あきらめてしまうのではなく、どうやったら乗り切ることができるのか、というのを考えたほうが大切だと思います。このフォーラムや医療機関はそのための「援軍」です。
もちろん現状を素直に受け入れるのにはまだまだ時間がかかるでしょうが、それでも構いません。納得できなかったら、とことんまで医療機関と付き合ったり、このフォーラムに積極的に参加したり、それで構いません。
>>>このフォーラムのコメントはあくまで提案であり、貴方に無理に妥協を迫るものではありません。だから常連参加者の提案でも一人一人のコメントが違っていることは珍しくありませんが、貴方が最適だと感じたものを試してみるのがよろしいかと思います。
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