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はるかママさん、こんにちは。
ちょっと本で確認してからと思い、お返事遅くなりました。
▼はるかママさん:
>>「ブロークン・レコード」の手法は、相手がブロークン・レコードで
>>対抗してくる場合は、エンドレスになるから使えない、と聞いております。
>
>確かにブロークン・レコードで対抗してきます。
>あの子には使えないなと感じています。
本で確認したところ、「何で」「何で」の問題ではありませんでしたが
「発達障害を持つ子が暴れてるときやパニックのとき、言葉によって
説明や説得しようとすると、かえって混乱や不信を助長する(要約)」
ということを専門家が書いていました。
これは、私は当事者のひとりとして納得できます。説得だな、と思った
だけで、かえって相手の言葉尻を捉えてパニックしがちですから。
お子さんの「何で」もパニックの一種と考えられるかもしれません。
もうお気づきのようですが、「何で?」というのは理由を問うている
というより、また要求が通らないのかといった不満の表明や、
ママからストローク(注目や応答などの動作)をもらいたいといった
隠れた欲求があるのでは、と思います。
それに対して、「時間がない」などの理由をあげて取り引きや説得
しようとしたり、あるときはかなえられたのに、あるときはかなえ
られないといった対応のブレがあると、不安感や不信感がつのり、
さらに「何で」「じゃあ…」と、すがりついてくるのでは。
はるかママさんのおっしゃるとおり、「言葉だからこそ難しい」
という面も、私は確かにあると思っていますよ。
ASであってもグレーであっても、傾向のある人は自分の気持ち
を言語化すること自体が苦手なことが多いです。
また、対話というキャッチボールにも、練習が必要です。
要求>対応/拒否、といった手法を通じてしか、自分の気持ちを
出すスキルを持っていないと、言い合いがエンドレスになりがちで、
お互いに疲弊しきってしまいます。
>そうですね・・・。でもくじけそうになりますよ(>_<)
親の会でも、子どもと気持ちが通じ合わないことにいらだったり
傷ついたり、しまいには付き合うのが苦痛になって放り出したく
なるという親御さんの話はよく聞きますよ。
はるかママさんにおすすめしたいのは、次のことです。
・ひとりで背負い込まないで、学校や専門家に相談する。
学校でお子さんに対して個別指導などの特別支援を受けることは
できませんか? 家庭以外に子どもが安心できる場を確保すること、
親以外に信頼できる人を作っておくことは、とても大事です。
・長男さんへは、率直にご自身の気持ちを話す。
たとえば、「帰宅後、本屋に行くのはしんどい」と素直に言って、
「じゃあ」と自転車の件を持ち出されたら、まだだったことを素直に
謝って、「〇〇日には必ず行く」と改めて約束をするとか。
問題をすり替えないで、と断ってもいいと思います。
私なんぞ疲れてるときには「今は無理!」「もう寝る!」と
子どもの要求を断りますよ。
仕事した上に3人の子育て、ただでさえ大変で疲れるのは当たり前。
完璧な親なんて、完璧な子育てなんて誰だってありえないことです。
はるかママさんはお子さんとちゃんと向き合って、がんばって
らっしゃると思いますよ。ちょっとがんばり過ぎかなというほど。
どうか、ご自分のペースを守り、疲れをとり、休むことを今は
最優先にしてくださいね。
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