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難しいですよね。
予備校生の息子のことが、いささかわかりだしたのは最近です。
息子は体に触られるのが大嫌い。
だから体育の組体などは、ストレスの嵐だったそうです。
じゃあ抱っこが嫌いか?と言うと、
姉妹を抱きしめてる私を見ると、羨ましくはなるようで、
私の周りをウロウロし出すんです。
もち、今じゃないですよ!小学生の頃です(笑)
いざ抱きしめると、さも興味なさげ。
男の子は、多分アスペでなくても、そういうもんだと思います。
あと、息子に関して言えば、
誇大広告と言いますか、博士口調です。
なんでか偉そう。
専門医にかかってますが、いつでも先生より医者っぽい。
こっちが診てもらってるのに、勝手に分析して結論を出してる。
でも合ってるか?と言うと、医者の勉強してないわけで、
合ってない。いつも明後日な回答してました。
彼曰く『意識はない』そうです。
ただ、純粋にそう思ったことを述べただけ・・。
あと、真面目ですよね。
ひとつの言葉に対しても 凄く真面目。
広辞苑で単語見てもらうと、意味に番号振ってあります。
大抵の人は1.とか2.の意味で使うわけですが、
彼は時々5.とか6.の意味で使うんです。
たまに、この1.と5.では、あからさまに意味合いが変わる単語がありまして、
ちっとも意味が通じない。一度言い争いにまで発展したんですよ。
彼は「俺は間違ってない。間違った使い方はしていない。」
けど「意味通じないでしょ。伝わらないことには話にならないよ。」と私達。
でも、多分、これがアスペっこの苦しさなんだと思います。
広辞苑の5.や6.の意味まで調べて理解して使ってる人って多くはないはず。
多数派の理論で1.や2.の意味を常識と決め付けてる。
5.6.だって、調べれば合ってるのに、常識じゃないからって否定される。
しかも、調べもせずに・・・。
アスペの子は、同じ事象でも、脳の違う場所で物事を捉えるそうです。
だから、どうしても出てくる答えが違う。
そう医師から聞かされました。
だからこそ、人とは違う優秀な面が出てくることも多いと。
まず お子さんの『違う』ということを認めてみるといいと思います。
その『違う』には素晴らしさも伴っていることがあると思うんです。
私は 広辞苑の5.や6.を使うことに問題を感じ悩みがちでした。
そこまで見ている彼の凄さ・探究心に気づけないでいました。
もっと褒めてやれば良かった・・というのが、今更ながらの感想です。
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