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アルバイトはやめることにしました。
すぐにほかのアルバイト先が見つかるかどうか不安ですが、学校の課題も大変ですし、人間関係もややこしいので取りあえずやめます。
美術館のインフォメーションか管理のアルバイトに履歴書と動機書を送ってみるつもりです。
私は、その友人が「君をちゃんと理解したい」と言うので、ASのことは言わずに理解してもらおうと説明を試みましたが、彼女は始終眉根をぎゅっと寄せたまま、人間関係を円滑にする方法を説明したり、私が嫌だ、興味ないと言い張っても、変わらなきゃ駄目だ、とどうにか説き伏せようとするので、最終的に私はASのことを言いました。
彼女はASについて名前しら聞いたことなかったので、私は、「インターネットで検索してみたらわかるよ」と言いました。
その夜、彼女から電話があって、彼女はこう言いました。
「ネットで調べてみたよ。よくわかった。だから皆と仲良くしろ、ってもう強制したりしないよ。君は素直で正直で、だからそのせいで人とトラブルになったりするんだね。君は強いよ。私はそんな君に憧れる。私も君みたいにもっとまっすぐに生きたい、でも、臆病なんだ、私。本音だけで人と関わって、それで皆から白い目で見られて、へらへら上辺だけ付き合ってる輩すら失うのが怖いから。
うまくできないことがあれば助けたいし、そういう症状がましになったら良いな、とは思うけど、もう君の事、変だとは思わない。君は本当に正直な子だよ。だから私は君のことが大好きだよ」と。
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