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中1の息子がアスペルガーです。
私の息子は小学3年生の時に診断を受けました。
息子には「あなたには出来ないことが多くて、それはあなたの努力が足りないからだと怒ってきたけど、そういうことが難しい病気があるという事がわかったの。お母さんもどうしたらいいか判らないから、病院にいって相談してみない?」と話しました。
診断がおりた時はすぐに診断名は言わず、こういうことが難しいらしい、お母さんもどうしたらいいか一緒に考えるし、いろんなとこにも相談に行って来るから、あなたも努力できるところは頑張って欲しい、と話しました。
本人への告知は中学を決める時に、吉田友子先生の「あなたがあなたらしくあるために」という本を見せながらじっくりと話しました。私が一番避けたかったのは「どうせ自分は…」という風に投げやりになることで、出来ない事、難しい事もあるけど、あなたには他の人には無い、いいところもたくさんある。出来ることから諦めず努力し続けて欲しいと話しました。
確か吉田先生や杉山先生のお話では思春期に入る少し前に段階を踏んで告知した方が、思春期を乗り越えやすいとか…。よかったら読んでみてください。
そして、診断名は学校以外には公表していません。こちらの学校は配慮していただけると思ってお話しましたが、周りの方には偏見をもたれる可能性が高いと心理士の先生の忠告もあり、話していません。結果、息子をありのまま受け入れてくれる方もいれば、適応できない変な子と偏見をもって接してくる方もいます。どちらがいいかははっきりいえませんが、世間は甘くないとも思っています。
とりあえず、診断は受けて学校だけには知らせてみたらいかがでしょうか?無理なことを強要しても本人が辛いだけですし、お母さんを責めてもどうにもならないと理解してくれるかもしれません。私は校長先生に「よかった。これで本人の努力が足りないと叱らなくて済む。どうしたらいいか一緒に考えましょうよ」と、言って頂けました。
息子に告知をした後、進学を本人と話し合って普通の中学の中に分校という形になっている特別支援学校に決めました。初めの2ヶ月は上手くいっていたのですがそううつ状態になり、小学校の時に上級生にちょっかい出されたことがフラッシュバックし、その子達が先に中学生になっていたことが思い出され、今は同年代の子が怖くて教室に入れず、保健室登校をしています。(今の学校では嫌な出来事はありません)でも、学校に行かないとは言いません。多分、教室に入ることはどうしても無理だけど学校に通うことは出来ることだから、本人なりに努力しているんだと思うんです。勉強も支援学校では普通の勉強ではないので、教科書を買い求め自分なりに進めています。投げ出さず本人なりに努力してるのは、自尊心を傷つけない告知をしたからだと思っています。
私は本人が「自分はダメな奴なんだ」と思わないように、診断を受けて対応を考えた方がいいと思うのですが…。
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