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▼Oliviaさん:
>この番組はそうではないかもしれませんが、アスペルガー症候群に対する誤解は良くあると思うのです。
>そのせいで、私自身もよくわからなくなってくる事もあります。
>例えば、先の文面は一見、“鬱病=アスペルガー症候群”と捉えても不思議ではないし、アスペルガー症候群の人たちは皆鬱病、と世の人に思われる可能性も無くは無いんじゃないですか。
うつ病=ASではないですが、今の成人でAS診断を受けている人の多くは、最初は鬱を疑って受診してきた人たちだと思います。
ASの二次障害はうつ病だけではなくてパニック障害、不安障害、神経症ほか多岐にわたります。逆に定型でうつ病になる人も多いです。
わたしは最初はうつではなくパニック障害がきっかけでした。
>鬱病の原因がアスペルガー症候群の場合もあると思いますが、皆が皆そうではないでしょう。
>私はASですが、(発狂することはあっても)鬱病ではありません。
>日本は鬱病の方が他の国に比べて著しく多いらしいですが、そうすると、ASである人口率が他の国に比べてだんとつ多い、という事になるじゃないですか。
他の国の事情は知りませんが、日本のお医者さんは何かとお薬を出したがります。
特にうつ病のお薬は単価が高く儲かるので、実際はうつというほどではない人をうつと診断してお薬を出す医者も多いんじゃないかと思っています。
>私は、逆にASである方が鬱病になりにくいと思うのですが。なぜならASの人は他人と接する事を疎ましく感じ、人を疎遠する人が多いですが、それはあくまでも能動じゃないですか。能動ではなく受動に孤立してしまったりトラブルを生んでしまった人が鬱病になってしまうのではないですか?他人の事気にするASの人ってあまりいないんじゃないですか?それに、際立った才能を持っている場合が多いというのもアスペルガー症候群の特徴としても挙げられていますし、そういった才能を持っているなら、それに一直線で周囲の事等眼にも入らないと思うのですが。
ASはスペクトラムですから、他人のことが気にならないタイプとそうでないタイプがありますし、鬱になりやすいタイプとそうでないタイプも当然あると思います。
また育った環境にも左右されると思います。ASで鬱になっている人は主に家庭や学校で「変わってる」といじめや叱責を受けつづけ自己評価が低くなっている人が多いのではないでしょうか。
中にはASで二次障害がなく自分の能力を伸び伸びと発揮している人もいると思います。でもそういう人の周りには必ず良い協力者がいてASの個性を受け入れてくれているケースが多いように思います。
わたしがASが誤解されてるなあと思うのはまるでASなら全員が特別な才能を持っているように報道されることです。
先日のNHKの番組で取り上げられた人たちも東大や早慶といったトップクラスの大学を卒業した人ばかりで、あたかもASならみんな頭よくて勉強ができるかのように思わせてしまいます。そうでないわたしのような「ただの変人」もいるんですけどね。
一方、凶悪犯罪の加害者がASの疑いをもたれて報道されることも増えています。これではAS=犯罪者予備軍という誤解を世間に植え付けてしまいます。こっちのほうがむしろ怖いです。
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