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ある本に、「アスペルガーになりたい人が増えている。
アスペルガーには天才のイメージがあるから、自分を天才と思いたいのだろう。
努力をしたくないのだろう。」みたいに書いてあって、腹が立ちました。
アスペルガーと言われたら救われると思う気持ちがなんでわからないんだろう
と思いました。
私は2度検査しても障害は見つからなかったのですが、
自分に障害があったらいいのにと思う事があります。
理由の一つは、「健常者なのにできないのは努力・根性が足りない」
と思われたり、自分でそうなのかなと思ってしまうのが悲しいからです。
「病気や障害があれば仕方ないが、そうでなければ自立できるだろう」
というように、障害者と健常者を全然違うものと思っている人は多いです。
病院のカウンセラーにまで「あなたは障害ないんだから、
何でもやればできるはずよ。」と言われました。
もう一つは障害者には相談する場所や通える場所があるからです。
私は今は若者サポートセンターに通っています。そこには自分と同じくらい
言動がゆっくりな人がよく来ます。スピード社会について行けない人たちが
集まるのだと思います。でもそこは39歳までしか通えません。
40歳になっても自分の居場所が見つからなかったら、もう誰にも相談できない、
行く場所も無い、人生終わりだ、と恐怖でいっぱいです。
障害者も辛いと思いますが、健常者の落ちこぼれも辛いです。
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