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Oliviaさんこんにちは。同じく視覚優位、聴覚劣位のウォルフルです。
結論からいうと、聴覚が劣化したことなんてまったく気にしなくていいです。Oliviaさんが気にする必要のない主な理由は、、、1.人間はストレスにさらされると脳機能が低下するから(気にすると聴覚が今より悪くなる可能性がある上に、他の脳の機能までも低下する恐れが出てきます)2.海外留学生や長期間に渡って日本を離れていた海外旅行者等が母国に帰った際に起こる一過性の現象に過ぎない、と考えられるからです。
2.の現象を経験則的に説明すると、たとえば図書館で自分がまだ一度も読んだ事もない本を一冊選んで来て、その本の1ページ目から最終ページの589ページまで順々に読むのではなく、たとえば414ページ目から420ページまで読んだって「???」ですよね。せいぜい414ページ目から読み進めて500ページくらいまで来てようやく本の内容が分かったような分からないような気がしてくるだけです。これが推理小説だったりすると、そもそもストーリーの肝心な発端と中程のディテールの大半が欠落しているので、結局最後まで読み通しても不完全な理解しかえらず、従って物語の終局に作者が仕掛けた大ドン返しや真犯人の暴露などについてもまったくなんの驚きも発見も感じられません。つまり、情報とは情報それ自体に意味があるのではなく、むしろ時間的空間的に前後している他の情報との関連性や比較参照を行うことによってはじめて意味が生ずるのであり、この関連性が少なくなればなるほどこちらが情報から意味を汲み取る術はそれだけ減じてしまうのだと思います。
テレビ(新聞からでも家族との会話からでも、実際に日本での実生活から得られる見聞でもなんでもいいですが)のニュースについても同じで、昨日、二日前、三日前、さらには一月前、二月前、三月前と、時系列にそってあるていど纏まった期間の情報が記憶に集積されてはじて今日のニュースの断片的な情報から情報的な連続性や世の中の流れが汲み取れるのであって、たとえば私もOliviaさんの様に、受験勉強の忙しさから日本国内情勢について随時知るきっかけを失ったり、あるいは海外生活のために日本国内に関する情報の最新がいつも滞り勝ちだったりすると、おそらく同じ様な症状に陥ると思われます。
もちろん私も聴覚劣位だから聞き取りはもともと苦手だし、主語を抜かれると分かりずらいし(といっている自分がよく主語を抜かしますが)、他にも疲れていたり自分がイライラしてると話の内容が頭に入ってこないし、興味のない話題はそもそも頭に入ってこないし、周りが煩いと聞き取れないし、・・・等々の自覚症状がありますが、Oliviaさんに限っていえば、私が上記に説明したところが一番大きい原因となっているのだと思います。ただ、私はOliviaさんについては詳しいことは何も知らない上に、もともと聴覚と脳の仕組みについても私の守備範囲ではないので、私がまったくの見当違いの事をいっている可能性は今の時点では拭い切れません。
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