|
ダビーさんこんにちは。
>あるある!ありますよ!
>しかも私もウォルフルさんと同じく絵を描くことです。
>ぱったり描かなくなるまでは、「私は絵を描くことが好きだし、このままずっと描いていくんだろうなぁ」と思っていたし、画材屋さんなんかにも足しげく通っていたんですけどねぇ…。今はもうぜんぜんです。
>あの頃の情熱はいったいどこへ?みたいな。
>で、代わりに縫い物とか突発的にやっているんですけど、絵を描いていた頃のような「継続してやっていくぞー!」的な気持ちにはならないですねぇ。
>今はただ純粋に気分的なもので描きたくないだけで、そのうちまた描きたくなるのかは、自分でもまったくわかりません。
タビーさんも絵を描かれるんですね、どんな絵です?私は雲だとか夕日だとか空だとか、夕日に染め上げられたススキの野ッ原だとか、とにかく四角だとか三角だとか直線だとかいった形や輪郭線が現れてこない題材を好んで描いていました。あまり形としてはっきり表れる物理的な質感は好きじゃなくて、変化する色だとか色彩のグラデーションだとかいった、絵筆の筆触感や色彩の濃淡でもって空間の広がりだとか、空気の重みだとか軽さだとか、そういった移り行く自然現象そのものを紙の上に塗り重ねていくのが好きだったのです。ただ、私は非常に完成度の高い絵しか描けませんでしたね。予め主題や構成も練らずに即興的に行動に移すという作業が出来ないので、先に大量のスケッチや創作などの足がかりを切欠に、そこから完全なイメージを脳裏に膨らませ、そこからやっと製作にとりかかるのです。このため、作品の完成まで物凄く時間がかかります。学生時代なんかも、作品の提出の期限になってもまだ下書きの段階だったり、創作やアイディアを纏めた草案からなる紙の大量の束だったりするため、仮にそれらを提出しても通知簿の評価欄は3がやっとでした。それでも私は中途半端に作品を仕上げる事が堪えられないため、返却されても大抵持って帰って家で仕上げてました。そして仕上げたからには先生にみせるというのが教わる側の生徒たる私の務めなので、二三学期後だったり、学年が繰り上がったりしてから改めて先生に個人的に見せにいったのです。御蔭で先生が芸大で学んだことや芸術論、芸術に関する世界的動向なども含めて色々と絵について話し合う機会が持てて、普通に学校のカリキュラムを規則正しく辿った人よりも私は絵について早くから何倍も深く知る経験が出来ました。やっぱり、芸術にしても学問にしても独学だけでは得られないものが、しっかりと学を積んで来た人間から手ほどきを受ける事で得られるという事が往々にしてあるものです。まあ、このスレッドはそんな私がなぜ今は絵に無関心になってしまったのかって話ですが、タビーさんにもきっと私と同じ様に、絵に対する拘りだとか特殊な経験とかいったものがあると思います。こういした拘りだとか経験っていうのもやっぱり、ASの興味の特異な抱き方のなせる業だとしたら、自分がASである事への感じ方や理解の仕方もまた違ってくるのかもしれません。
|
|