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そろばんさんこんばんは。
>それと、話はちょっと逸れますが、「社会ではASは差別されている」という主張をする人がよくいますが、それらはほとんど被害妄想に近いものだと思います。
>ASの人がその特性ゆえに人を不愉快にさせたり怒らせたりしてしまって、その結果みんなから嫌われるという事はよくありますが、それは常識的に考えて差別とはいえません。
>なぜなら、健常者であっても同様な事をすれば嫌われるわけで、ASの人だけが特別扱いされなければいけない云われはないからです。
>一方で、仕事を健常者と同等にこなし、周りに何の迷惑を掛けてないのに、ASを理由にイジメにあったり職場で不当な待遇を受けたりすれば、それこそが本当の差別です。
蛇足になりますが、国連議会において「障害者権利条約」なるものが2008年に施行されました。この条約の理念の画期的な点は、「障害に対する正しい理解」と、それに基づく「合理的配慮」が社会側になされていない場合、それも障害者に対する差別にあたると明記された点です。国連が定めた紋文である以上、これは国際的な常識と見なすべきであり、もちろん日本ではまだまだASを含めた障害者に対して社会(会社にしろ学校にしろネットの掲示板にしろ)が無理解であったり配慮が欠けている点についてもこれも差別にあたると考えて差し支えないでしょう。
「常識」は常に時代の進歩に伴って移り行くのでしょうから、何をもって「差別」と見なすか否かの言葉の定義についても随分変わってきているのだと思います。従って、「社会ではASは差別されている」という主張は前時代の常識の観点からすれば「被害妄想」として片付けられたかもしれませんが、今の時代の常識の観点からすれば一概に「被害妄想」ともいえないのでは?と個人的には思ったりしています。まあ、これも結局言葉の定義の仕方が問題となってくるのでしょうけれども。
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