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とは、治らない病気じゃないと思います。
この病気の本質は他人を心から信用することができないことです。
ACやボーダーと呼ばれる物とは、名は違えど、本質的に同じものだと私は解釈しています。
要するに、育った過程に問題があるんですよ。
私は、「他人を信用するな」ということを子供のころから教え込まれてきました。
これは、生きていく上で当然の知恵だと、自分でも納得していたんですが、
これは世の常識からは外れたものなんですね。
うちの両親は、「人を信じる」という、人間関係を作る上で一番大切なことを教えてくれませんでした。
なぜなら、両親も人を信じることのできない人だったからです。
そういう家庭で育ったことが、このような症状の出る原因だと思います。
私は、その原因をはっきり認識し人を信じることができるようになった結果、
人の目を見て話したり、他人と同じ空間にいることが全く苦痛でなくなりました。
ここに来る人は、自分の家族のことで人に言えない秘密があった人が多いんじゃないですか?
「あること」を他人に言って、そのことで家族から怒られた経験のある人が。
秘密は人それぞれでしょうが、うちの場合は、出身が被差別部落であった、ということです。
それを他人にもらすことを必要以上に警戒して、無意識に子供を抑圧してしまっていたのだと思います。
今から見ると、私の両親は完全に異常です。
当時の自分は、それに気付きたくなかったから、自分の世界に逃げ込んでしまったのでしょう。
本当に異常な人は自分が異常であることに気付かないとよく言いますが、
本当にそうだと思います。
自分もなかなか気付きませんでしたから。
両親が異常だと認めることができたのは、自分が異常だと気付いたさらにその後です。
気付くことは怖いことでしたが、気付いたからこそ本来の自分を取り戻すことをできたんだと思います。
そこから自分の人生は始まったと思っています。
少しでも多くの人が真実に気付くことを願って書き込みます。
今の私は幸せです。
意欲や感情が自然と体の中から湧き起こってきます。
自分は治らない病気なんだと思いこまず、前向きに考えてください。
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