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▼なほ*さん:
こんにちは。
私は、アスペルガーと診断をもらっている娘の親です。(ちなみにこの子のパパも当事者です。家族とても仲がいいです。)
私はどうも定型とされる部類に入っているらしいのですが、でも世渡り上手な人達とは全く違うタイプですので、なんとなくなほさんの仰ってること、わかります。
私はシャイで引っ込み思案、人の目をすごく気にする性格で、若い頃 なほさんと似たような気持ちを抱いていたことが多くありました。
関わってほしくないのに、何も話もしてないし何かしたわけでもないのに、ほっといてくれなくて向こうからなんだか敵のような立場に追いやろうとされてる、そんな状況に感じることが多いのですね。
私はあえてちょっと視点を定型側のほうにしてお話ししてみようと思います。
私が周囲の皆さんを観察していて感じてきたこと。(あくまで私の主観ですが)
「性格があまり良くない人」と「性格がよくわからない人」がいたとした場合。
多くの方は、「性格や人間性がよくわからない人」のほうを避けることが多いように感じてます。
これがなぜか?は上手く説明できないのですが、たぶん・・・・「わからない」ことが本能的に危険とまではいかなくても、避けさせるような方向に強く働くように感じるんですね。
アスペルガーの方たちが新しいことや突然の変更に戸惑われるように、一般の多くの人達は、「人」に対して「性格傾向や人間性がわからない」ことにかなり不安を感じます。心理的に勝手にそうなっちゃうと言ったほうがいいですかね。
なほさんが、なるべく目立たないように、と書かれてらっしゃいますね。
きっと目立たないように気を遣い、そして失言があったらいけないと発言もあまりしないようにいろいろと工夫してきてらっしゃるんでしょうね。
もしかして今まで ちょっとした言葉で誤解をかい嫌な思いをなさったこともあったのでしょうか。
でも、おせっかいなおばさんの私からひとつ提案があるとすれば、なほさんに『もっと他人に大胆に自分を見せてみよう』とお話ししたいです。
人に合わせるのはたしかに大切なことでもありますが、それはせいぜい10代まで。
それ以降の人間関係は、「確立した自我」がある前提のもとで作られるように思うんです。
だから性格があまり良くない人でも、はっきりその性格さえわかってしまえば、周囲の人達はその人にどう付き合えばいいのか対策が立てられるので比較的安心して付き合える、というわけなんです。
逆に、「自分を見せない人出さない人」は警戒され、裏に何か隠しているような(もちろんそんなことは全然なくとも)、得体のしれないような、そんな不安感を周囲の人に強くあたえてしまうように思います。
だから避けられることが多くなる。
そして自然に皆が避けている状況になってしまうと、その人の本当の性格や人間性の良いところを知る人間がいないことになりさらに誤解を生みやすくなり、なほさんにしてみれば「あちらが私を避けてる」と思っていても、実は「なほさんがみんなを避けている」と周囲には思われてしまう可能性があるんです。
こういう誤解があると、なほさんにしてみれば何もわたしはしていないのに、と思っていても、周囲から詮索されたり干渉されたりされるきっかけになってしまうように思います。
大多数の多数派の人に性格が悪かったり突拍子もなかったりする人ってけっこういますよ。
空気が読めたって、わざと意地悪でKY的な発言をする人だってたくさんいます。
だから、失言をそこまで気にする必要ないんですよ。
人を怖いと思う気持ちはきっとあると思いますが、逆転の発想で自由に行動し、発言し、自分の感じてることや気持ちや思っていること、多くの人に知ってもらうといいかもしれませんよ。
その中には失言が混じることがあったとしても、それ以上になほさんの人柄や優しさや良い部分がきっと周囲の人に伝わると思うんですよね。
そうなると変わりますよ。
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