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▼リーヤさん:
>最近いきなり親から、
>あんた色弱なんじゃないの? と言われました。
>
>布団の微妙な色の違いが分からず、しょっちゅう父と母の布団を間違えるからだそうです。
>面倒なので病院には行かないことになりました。でも、このままだと自分には 発達障害 聴覚障害 色弱、と3つの疑いがかかっていることになります。何となく気分が悪いです…。
>自分の見え方は、やっぱり少しヘンですか?
>皆さんには、他人と見え方が違うことがありますか…?
ご両親様たちのお布団を見たとき…どんな感じの“光加減”で見ていましたか?
実は、“色の感じ方”というものは、光源の種類や光の強さで、微妙に変わってしまうものなんです。
そもそも“色”というものは、日光や蛍光灯の光が、物体の表面にあたってある程度吸収されてから、反射されて、私たちの目の奥の“網膜”へ届き、そこにある“色を感じ取る細胞”で、電気信号へ変換されて、そして脳の中で合成されてできているものなのです。
明るい部屋では、細かい色まで見分けられますが、暗い部屋ではどんな人でも、微妙な色の差を弁別することが困難になってきます。
また蛍光灯の下では、赤い色が、日光の下に比べて、青みがかって見えるので、
“お刺身”“お寿司”屋さんの照明は、日光に近い…どちらかというと黄色系の電球を使って、“美味しそう!”に見せています。
>でも、自分から見ると、他の人の方が、色に鈍感な気がします。
>自分の場合、黒と言っても、えんじ色から深緑まで様々な色に見えるし、白も同様に、黄色や青などと かなりカラフルに色が付いています。
>しかし、それを言っても他の人は分かってはくれません。
>そのような状態ですし、日常生活では全く困ってないので、自分が色弱という風には思えません。
色覚障がいの方は、色を感じ取る細胞が、生まれつきに“アンバランス”な状況になっているので、正常な人と比べると、例えば、『“赤いりんご”が“ピンクがかったグレーのりんご”』に見えてしまうといった、違った色覚を持っています。
http://www.happycolors.net/sikijaku.html
これに対してASの人のなかには…『蛍光オレンジ…怖いです』とか、『気分が沈んでいるときは…周りの色がくすんで見えます』といった、どちらかというと、“脳内での画像要素”としての色の合成に失敗したというタイプの異常を訴える方がかなりいます。
色には…“色相”“明度”“彩度”という三つの要素があり、世の中の色というのは、それらの組み合わせによって、実は”万単位”の数があります。そして…今、リーヤさんが感じている色は、まぎれもなく“リーヤさんの世界”に他ならないのです。
あまり心配しすぎないでくださいね!
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