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▼すいせいさん:
不特定の自閉の者です。
>専門職の就労は不可能なのでしょうか。
>アスペルガーの偉人の話に浮かされた一個人だけが思うことでしょうか。
>どうしても疑問が残ります。
>ただの願望で終わらないためにも、何とか実現例を残したいです。
アスペの就労の困難さは、日本独自の就労形態に原因があります。海外では企業や会社とはあくまでも「機能体」であり、従って仕事の際にはその人ではなく、その人が持っている特定の技能や専門知識がもたらすパフォーマンスに対して対価を支払う、といった契約形態を取りますが、日本では逆に、会社とは「所属体(そこに籍を置いている人の集まり)」である以上、仕事をしてゆく上では必要以上に人間関係はタイトになります。(日本では正社員/非正社員の区別が存在するのもこのためです)こういった話は何も仕事上の事ばかりではなく、たとえば日本の教育においてもいえます。日本では「学校でテストでトップをとった出席日数のゼロの生徒」よりも、「毎日学校に通ってくだらない校則守って掃除もして先生のいう事をきっちり聞く成績は平均的な生徒」の方が評価は高いです、それというのも、日本の教育が学習の場として機能を果たす事よりも、学校(学級)というコミュニティーに所属してそこで集団生活を子供にさせる事を主眼としているからなのです。海外だと学校へいかずとも成績トップの人はさっさと飛び級しますよね、生徒に掃除なんかさせませんし、学級会や体育祭や文化祭なんてのも校則なんてのもありません(スカートの丈が1センチ短いだの髪を染めるなだのと注意するに至ってはほんと馬鹿みたいです)これと同じような事が「就労」についても言えます。そう、日本の現行就労形態もしょせん今の日本の教育のあり方考え方を踏襲した模倣物に過ぎないのです。
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