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日々、人に対する恐怖が増幅していくのですが、最近咄嗟に死んでしまいたいという衝動に駆られるほどにまで達してしまいました。昔は「ばかだなぁ、そんなことしたって効果は変わらないのに」と笑っていた、精神薬等をシートで飲んでしまうという行為も、理解できるようになってしまいました。
人が怖い、死にたい、という感覚が強くなっていく原因は、「予期不安」「被害妄想」「妄想」といったもののせいではないかと思うのです。また、「いつまでも記憶のウィンドウが閉じられない」ということにもあると思います。
要するに、過去と未来のネガティブな考えだけに縛られているのです。
どうも、いくら根暗な人であっても、この感覚はピンとこないそうなのです。なので、身近な人に相談してもムダでした。
「誰だって、イヤなこと考えることだってあるよ〜」
「昔の失敗や言われたつらいこと?忘れられないことあるある!」
と笑って言われてしまい、「そんなに笑っていられることじゃないんだ!!」と憤りと殺意と自殺衝動に駆られます(自殺なんて不愉快な表現を連呼してごめんなさい)
予期不安というべきか被害妄想というべきか、とにかく一度二度体験したことが「次にも確実に起こる」という、妄想にとらわれています。
現実には、いやなこともあるけれど、いいことも別に良くも悪くもないことも、いやかどうかもわからないこともあります。それなのに、「次は必ずこの人は怒るだろう」等、悪い想像ばかりをしてしまい、それがどんどんどんどん頭の中で膨張していって、「あぁ、こんな嫌なことばかりの未来はいやだ。これくらいなら、死んでしまったほうがいい」という発想になってしまうのです。
思考のクセが凝り固まっている、それも「負」限定です。
例えば、私は昔、よかれと思って店のものを整理整頓していました。
そうしたら、先輩のパートのおばさんに、
「バイトの貴方が勝手にしていいと思ってるの!!!?あなたはただ命令されたことをしてればいいの!!ここで一番偉いのは誰!!?あなたじゃないでしょ!!!」
と怒鳴られました。
そのイメージが張り付いてしまったせいで、「こうしたほうがいいのになぁ」「ここ、片付けたいなぁ」と考えた瞬間、周りのたくさんの人がこのおばさんと同じように怒鳴るイメージが次々にわいてくるのです。
そしてひどいときには、まだ怒られていないのに、既に周囲が私が整理整頓をしたことによって怒っているのだと勘違いし、「この程度のことの何が悪いんですか!!!」と突然キレたりしてしまったこともあります。
でも、実際には、
「ありがとう。前よりスッキリして、使いやすくなったよ。それにこの入れ物、可愛いね」
と褒めてくれた人もいました。必ずしも皆が、あのパートのおばさんのように怒るわけではないのです。
もうひとつ例を書きます。
以前、私のことを好きだと言った年下の男性がいました。話も合うし、恋人というほどでもないけれど、確実に友達以上の関係になっていた頃でした。彼には、私は人付き合いが苦手で、気軽に話せるのは貴方を含めて数人しかいないんだと話していました。しかし、彼が男友達を連れてきて、その人が苦手なタイプだったのですが、彼の友達だからと一生懸命コミュニケーションを取ろうと話をしました。
そうしたら、突然彼が、「結局お前は男好きの女なんだな!!!誰彼構わず男だったらそうなるんだな!!!淫乱女!!!」とキレました。
あんなに人と話すのが苦手だと伝えたのに…。彼の友達だからと、我慢して話をしただけなのに…。優しかった彼が下品な言葉で罵ったことが衝撃的すぎました。
それから数年後。また、私を好きだと言った『年下の男性』が現れました。
話も合う。優しい。面白い。私のことを褒めてくれる。相談にも乗ってくれる。本当にいい人でした。それなのに、前の男性が「年下の男性」という共通点があったというだけで、「この人は、気を使って男友達と話をしただけで、淫乱女だと罵ってキレるに違いない…」と考えてしまうのです。今でもこちらの男性とは友達として仲良くしていますが、いっこうにキレません。
現実は、過去に起こったことと必ず一緒じゃないんです、わかってるんです。
それなのに、「以前起こったことは、必ず起こる」という認識がどうしても離れません。ネガティブになり、未来に希望が持てず、過去も未来もないゲームをしているときだけしか「死にたい」と思わない時間がありません。
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