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コメントありがとうございます。
▼wentさん:
> 実技教科のことでは、私もよくいじめられました。いじめを率先していた担当教師も、複数いました。実技教科関連のいじめでは、当時からずっと、次に挙げることが不快でした。
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>1 主要(?)教科が得意な子が苦手な子を馬鹿にした態度を取ろうものなら、当然非難される。しかし、実技教科が得意な子が苦手な子をいじめても、お咎めはない(注 これは私の身近な人の場合です。他の人の場合はどうなのかわかりません。)。しかも、教師が率先して馬鹿にした態度を取る。
>(2は省略)
私の場合は、実技科目の中でもばらつきが非常に大きく、高校のときは美術と音楽と書道の3教科から1教科選択、というシステムに助けられました。その音楽も、中学校では楽器がほとんど縦笛(リコーダー)だったおかげで5段階評定の「5」がやはりありましたが、体育は「1」で頭打ちの状態でした。
だから高校進学の際、中学校の作成した調査書では、5段階評定の「1」は通常なら朱書でしたが、私の場合は黒インクだったそうです(身体障害のため致し方のない「1」であるのがその理由)。
でも技術家庭なんかも最悪の部類でして、担当教師のいじめもあったため、ペーパーテストで100点満点の94点をマークしたのに5段階評定が「2」という理不尽な評価もありました。
結局私が卒業した後、その教師は全校生徒12名(当時)の、田舎の中学校に飛ばされたそうです。
技術家庭は、中学3年のときは担当教師が美術科と兼任の別の教師に代わり、もちろんいじめはなくなりました。実習で制作した作品も、インターホンは我ながら出来栄えが上々で、その後自宅でも20年の長きに渡って使用していました。担当教師が変わっただけで、1〜2年生のときには出なかった「4」も戴くことができました。
> 今思えば、「主要(?)教科ができるのに実技教科は全部ビリ。しかも、勉強以外の場面での状況判断が信じられないほど下手。集団行動では、他のメンバーとの連携や無言の駆け引きがうまくできない。」という子供って、他の人から見たら不可解としか言いようがなかったのかもしれません。
> 当時は、発達障害についてはほとんど知られてなかったでしょうから。
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> しかし、実技教科関連のいじめに関しては、「がまんしろというだけではなくて、上達するかもしれない手がかりを教えてほしかった」と今でも思っています。
私も同感です。
でも私の場合はもう高校生になる頃には体育の授業の見学比率も70%を超えるようになっており、体育の授業の見学自体が(健常者にとっては)想像を絶するほどの苦痛を伴うようになっていたので、あまり意味はありませんが。
いじめとは関係がありませんが、私が通っていた高校の体育の教師がこんなことを言ってました。
「主要5教科は、努力すればペーパーテストの結果に反映されるものだけど、実技科目はその人の実力が如実に表れるため、努力しても評価してもらえないことがある。だからこちらも何とかしたいのは山々だけど、Chiquititaのような身障者にとっては残酷なものになるのはある程度仕方がない」と。
いじめに加担した教師が体育科でなかったことだけでも感謝しなければならないような気がします。
> ただ、私の場合は、次に挙げるような幸運に恵まれました。
>(中略)
>2 私が下手さ加減をさらけ出しても「バカにしたり説教したりするようなマネを、しなかった人」が、身近にいました。
> 隣家のおばさんには、私より1つ下の息子さんがいました。運動会では、私がビリになったところを見られていたと思います。しかし、「私が怠けてビリになったわけではない。一生懸命やったけどビリなんだ。一生懸命やったことを、このおばさんはわかってくれる。このおばさんなら、ビリになったところを見られても、バカにされることなんかない。」という安心感が、私にはありました。
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> 実技教科を極端に苦手にするASの人にとっては、恩師や隣家のおばさんのような人の存在は、大きいと思います。
私も同感です。結果ばかり重視して努力を認めないのであるなら、曲がりなりにも努力している、という姿勢でしかアピールする事のできない発達障害の当事者(&グレーゾーン)にとっては世の中残酷極まりありません。
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