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▼百合奈さん:
>ただ「定期収入」「商業」としてみると、専業芸術家は幻の職業になってしまうんですよね……。
>下宿は志望者だけでも存在し、自分からの売り込みのほうも紹介していただいたりしています。
>むしろ、だからこそ「これは私には抱えきれない仕事」とわかってる分
>貴方に合っているという未経験者の意見が負担です。
>ある程度の知識や経験がある分>私ごときでは食っていけないだろうというはっきりとした確信
下宿はあることはあるんですね…。
その“食っていく”生活のイメージが、いかほどのものなのか、でもこれもプライバシーの範囲になっちゃうので、伏せて書くかどうかも、百合奈さん次第なんですが…。
本屋に行けば参考になる本があると思いますが、自分にとって最低限耐えられる生活には幾らかかるのか…、私もうまくヒントを書いてあげられなくてすみませんね。
一人暮らし準備で検索したサイトのコピーペーストですが、『毎月の生活費は、家賃四万円、食費二万円、光熱費二万円、雑費五千円、車維持費一万円、小遣い二万円、残りは貯金』貯金を抜きにすると11万5000円。
こういう計算している人もいます。
この例の場合は家賃が高いですね。都会って高いですね。車も持っていますね。
でもクリエイティブ系なら、同業者とか作品を認めて買ってくれる人にすぐ会える環境がいいのかもしれませんね。インターネットも無いよりはあったほうが……わかりませんけど。
場所が寒かったら光熱費がもっとかかります。
同業者による保険があれば、保険証が手に入ると思いますが、保険証があっても無くても、市販の風邪薬とかはどうしても買うと思います。
おばさん的には保険証は無いと心配です。
税金のことは、おばさんはもっと分かりません。相談先は必要そうですね。
そうやって最低の生活費を算出したら、収入はどうするかが考えやすくならないでしょうか?
家族を含め、周りは「趣味でやっていける」と百合奈さんの能力を判断しているのですね。誰も反対者はいないわけですね。
本命の組織勤めをするほうは、勉強段階でグダグダなんですね。
今から趣味の作品を、売り込み先に見てもらう、買ってもらうことは可能でしょうか?
「このくらいの作品のクオリティとか出来栄えなら、学校の卒業後も買い続けてくれますか?」と評価を聞けませんでしょうか。
プロの買い手なら、学校の先生とも、百合奈さんのご家族とも違う視点で見て、意見を言えるかも。
買い手商売の中で、ひらめき系の天才肌のクリエイタ―にもすでに何人も出会っているかもしれません。
そういう買い手の人が、発達障害系にも分かりやすく話をしてくれる人か、それとも思わせぶりが強い(私はお医者でこう感じる人たちにお会いしているので、屈折しちゃったんです。すみません!)だけで会話にならない人かを観察することで、生業にしたときの現実を見れるかもしれません。
そこでもし、百合奈さん的に現実が見えてきたら…。
かなり具体的に道が見えて来ませんでしょうか。
もしも買い手の人、クリエイタ―の先輩たち、同業者たちの皆さんともいい人間関係が取れそうで、支えてくれそうで、分からないことは聞けそうで、モチベーションを落とさずに作り続けられそうだと思ったら、それを生業にする、として…。
最低限の生活費にお金が足りない分は、組織勤めのほうのスキルで働いて補えないかとか、仕事の合わせ技も想像して…。
パート勤めや臨時スタッフなどで、フルタイムの拘束にはならなくて、正規職員ほど重い責任やコミュニケーション能力を求められないポジションになる…とか。
私が勝手に心配していることですが、クリエイティブ系の人は過集中と虚脱を繰り返すことで気分変調症状にならないかが心配なんですよ。調子悪いと思ったら、悪化する前に調子を整えてくれる場所(つまり百合奈さんの理解者が落ち着くまで話し相手をしてくれる場所)、収入は確保する場所があってほしいなとは思います。
もし百合奈さんの始めの想像通りクリエイティブ業が「抱えきれない」と分かったら、まず目指しているとおり、本命の組織勤めをしながら、組織勤めで落ちる自尊心とか傷ついた自己有用感みたいなのを計算に入れるしかないと思います。
>>組織勤めなら、たとえば女性特有のホルモンバランス崩れ週間で、思考も散り散り、精神も灰色でも、同僚の皆の顔を見ただけで“仕事だ”とリセットできることがあります。
>>休みボケを超えて、『休みうつ』みたいになっていても、業務の会話をすると頭の回路が生き返ってくるのを感じることもあります。
これ、必ずしも職場の環境が楽しくて楽しくてたまらないからこうなるわけではないんですよ。残念ながら。
年数を勤めてしまったので、動物が調教されるように身に付いてしまったんです。
こんな掲示板を見ている位なので、私の業務能力は時に地を這ってしまうんですよ。
>組織勤めのほうが楽しくていいですよね。
これは発達障害関連の本を立ち読みしてもらったほうが情報がたくさん分かると思いますが、メリットとデメリット問題なんです。
業務能力が足りなければ、教える方は戸惑います。ジョブコーチがいない場合はあらゆる方法を試されることがあります。能力問題=やる気が無い、ではないのに、反省を求められる場合もあります。
真実は、帰宅して持ち帰って、頭の中でこねくりまわして当事者のサイトなど見て、本も見て、やっとどういう誤解をされたのかが分かることが多々あります。
持ち帰り過ぎると抑うつ症状を起こし、お医者から注意を受けます。
通訳が居れば一発解決かもしれませんが、この国の支援はそこまでまだ高まっていません。
言葉足らずもあり、誤解もあり、説明の時間不足もあり、想像力不足もあり、一般の人たちにも足りない物はあります。
でも一般の人たちは、発達障害とか気にしなくても社会生活ができてしまっているんです。多くが昇進までできる。
歴然とした差があり、結果十年以上(それまでは調べもされなかったから…)も、私達当事者は二次障害になってきたことが分かっているんです。
怒られ続けると自己評価とか自尊心は当然下がります。
それでも続けられるかどうかは、ストレス耐性(いろんなもので構成されているみたいです。私もうまく説明できません)があるかどうかです。
ASが変更が苦手なのは分かります。
でも、百合奈さんには抜きんでている能力があり、他の能力とは差があります。
どっちか単独でやっていけるのか、組み合わせ技でやっていけるのかも分かりません。
学生時代は学生時代の特権を生かして、調べられるものは調べたうえで、卒業後も、仕事を始めたうえで、途中変更も視野に入れたほうがいいのではないでしょうか。
私には人より抜きんでている特技はありませんでした。
それが、組織仕事にしがみつく動機になりました。
百合奈さんよりは見ている世界は狭いです。
組織勤めにしがみつくことが正しいかどうかはわからないです。正しくないかもしれません。
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