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▼ハム吾朗さんこんばんは。
定型発達者の場合、学歴の高さは他の様々な能力と相関関係にあります。あくまで傾向として。コミュニケーション能力、運動能力、語学力、記憶力、理解力、人間関係の形成能力などなどとい言った具合に、学歴を見ればこれらの総合的な要素とともに経済能力や会話力、彼が所属しているコミュニティーの文化的な高さ、問題解決能力だとか言った結婚生活で必要とされる他の要素もおおよそ推し量る事が出来ると考えられています。学歴は単にある個人を形作っている要素であるのでなく、いわばあらゆる能力を代表する重要なものなのです。人間も他の動物と同じように、生存的条件を少しでも自分に有利な方向へ運ぶために結婚相手に能力を要求するのはあたり前だと思います。
しかし、学歴によって結婚相手の能力が推し量れる、とは定型発達者同時がよくやることであって、この法則は能力にバラつきのある私達発達障害者には全く当てはまりません。私達の場合学歴が人並みにあるのに家事が人並みに出来なかったり、コミュニケーションが苦手であったり、運動音痴であったり、時間管理や自己生活管理が苦手であったりなんてことは常時であって、学歴なんて幾ら作ってみたところで「学歴が見かけおどし」なんてことはすぐにバレてしまいますし、定型発達者のように学歴で何とか他の苦手分野を誤魔化しきれるというレベルでもないです。
「結婚相手に相応しいかどうか相手の学歴を最初に見る」のは定型発達者同士だからこそ通用している慣例であって、発達障害者である私達がこの慣例に一々反応する必要はないと思います。それよりも結婚したいのなら、まず自分の身の回りの世話は自分で出来ているのか、仕事がなくなっても直ぐに経済力を取り戻せるくらい経済の感覚を養っているか、他者ときちんと話しあいは出来てるのか、等々私達が他者との共同生活に向けて見習わなければならないことは沢山あります。
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