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▼百合奈さん:
就職活動準備、大変おつかれさまです。
ご実家の意向、自分の力や価値の分析、自分の希望、妥協点、適性などなど、非常に詳しく把握して、検討材料として並べながら考えていると感心します。
家族含め、周りの私に対するイメージばっかりに捕われていた、自意識がっぽりの私の若い頃よりもとても頼もしいし、頭の柔らかい頃に発達障害を認識できた教育のメリット面を感じます。新時代の当事者若者の生き方ですね。
>自毛が黒だと気持ち悪いんですよね。>さんざん過去にいじられたこともあり
>絶対黒くしないでと友人に頼まれたことすらあり……
ASは人に一度刷り込まれたことに対するこだわりは強いです。大抵、変更は極度に効かず、病的な抵抗が心身に現れます。
それは身を持って私も経験しています。
それを前提にして読むとしても、その友人も気持悪い。こだわり方が。
人の髪はプライベートゾーンという、本人にしか管理できない場所、本人の持ち物である場所の一つです。
それを『絶対』付きで頼むなんて、女子特有の心身一体的な、一蓮托生的な、人の人たる領域を自分が友情特権で所有しちゃうかのよーな言い方をして、結果、百合奈さんの人生の一大事を左右するきっかけになってしまっています。
なんとなくですが、社交辞令、ではない気がしますね。
それよりは、女子には、おだてかお世辞か若者特有の勢いか、“あなたにはきれいになる資格がある。いい素材を持っているんだから、そのために最善を尽くすべき価値がある”と伝えて、相手のプライドを引きたてて顔を立てる言動をする事がありますよね。
私はそれをされたら悪い気はしないです。(私にも言ってもらえるの?)と、今でもちょっと気分が上がります。
そういえば、若いときに真に受けたこともあったわ…。
言われたことが真実かどうか、やってみないと分からないって…。
やって、自己管理して、責任も体験して…自分のキャパを把握したわね…。
なんだろう…やってみて…結果を客観視して、それで意に沿わない部分は研究して、変更もする覚悟で取り組めばいいのかな……。
>ウィッグは高校受験の時買いました。
>ですが黒髪の自分を風呂で見る事を経験すると寒気がします。
>一時期バイトのために黒染めしたんですが>日ごとゆ鬱になりふさぎ込み、>生きてる意味がわからなくなりました。
黒髪でもエキセントリックなアレンジができないか、ヘア雑誌を見て、美容師さんに相談してみてはいかがでしょう。
その病的な鬱がどこから来ているかは自己分析してみましたか。
黒髪にすることで自分という人格が“堕ちて”しまう気がするという、自尊心とかの問題も、何割か入っていませんかね。
昭和オバサンの感覚で物言ってしまってますから、話半分で聞いてくださいね。
髪をラベンダーなり、ピンクなり、金なり鮮やかなカラーに染められる度胸があるということはもうそれだけで、おしゃれスキルは、一般人よりも格段に高いんです。
髪を染めるということは、それ以降の日常生活で、急に髪を取り替えられないときにも対応するということです。
ノーメイクでコンビニに行くときにも、自分的に許せる格好に支度ができる自信があるということです。
銭湯にもはいれる。旅行にも行ける。玄関先で急なお客も迎えられる。
(例えば紫と黄色って正反対の成分の色なんですよね?)洗濯ができなくて、家の中に黄色の服しか残って無くてもアレンジできる才能がある。
急なお葬式にも臨機応変に………
これだけの対応力があるということですよ。
オバサンには無いし、身近にもそこまで吹っ切れられる人間は見つかりませんよ。
確か、持ちあげられるの苦手でしたね…ごめんね。
これだけ難しいことをできてしまう自分が、あの“友人”の言うとおりに人間として、女子として、堕ちてしまうんだろうか?ということを、暇な時に自問してみませんか?
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