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▼ゆーりんさん:
>長男は、友達から、いじめられると言っていますが、
>その内容を聞いた所、この年頃の年齢ではよくある
>ただのおふざけだと感じるからです。
>そんなに悪意は感じられないし、先生から、友達に
>聞いてもらったところ、全然そんなつもりはないようなのです。
>
>ただ、子供が本気になってやり返したり、といった所から
>だんだんこじれていってしまうようなのです。
この状態は、まさしく、子ども時代の私です。私の場合、それに加えて「パニック」まで行きました。身近な大人は、私のパニックに手を焼いていたのだと思います。私が積極的な行動をとらないように、いろいろと根回しをやっていました。
「私がパニックを起こすから、大人は私に、『○○をしてはいけません。○○なんて出来ても、何の役にも立たないからやめなさい。○○をやろうとしても、どうせwentちゃんには素質がないんだから試みるだけ無駄です。』と言うんだ。」と、子供心にも思っていました。
>子供の方は、一体どうやって育てていったらいいのか
>途方にくれています。
>クリニックには1回行ったのですが、簡単な面接のみで
>普通に育てていればよいっていうようなかんじでした。
>
>最近は、やはり確定診断を受けようかどうしようか、と
>思いはじめました。
>
>子供にはきちんと説明してやった方がいいのかもしれません。
>
>子供に伝える際に、どういった事に気をつければいいでしょうか?
>
>本人はどういったことに気をつければいいのか…
>まわりはどういった事に気をつければいいのか…
「からかいを受け流せないことで、自分が損をしている」という思いが本人にあるかどうかが、私は気になります。何故なら、発達障害について知る理由が、「自分がおかしい・悪いから」というのと「自分が損したらバカバカしいから」というのでは、苦しさがだいぶ違うと思うからです。子供でも大人でも、前者のほうがずっと苦しいと思います。「後者の理由も持つことは、必要悪のようなもの」と考えたほうが、楽だと(少なくとも私は)思います。
子供時代の私の認識は、次のようなものでした。
「自分が損をしている。腹が立つとか悔しいとか悲しいとかいった感情が湧かない人間になれたら、損しないですむ。どうやら、他の子供はそのような感情が湧かないようだ。そのような方法を知りたい。だけど、方法を知らないのはたぶん私だけだろう。私がおかしいから、感情が湧くのだろう。自分がおかしいのだから、他の人に相談なんて出来ない。」
こういう認識でしたから、もしも当時、発達障害について理解のある人から次のような言葉をかけられていたら、気持が変わったかもしれません。
「そのようなこと(注 からかいのこと)を言われた時は、まず、自分が落ち着くことが大切だよ。おまえが大袈裟とかただの冗談とかいった話よりもそのことがずっと大切だよ。どうやれば落ち着くことが出来るのか、方法を一緒に、いろいろと工夫してみたらどうだろうか。そのようなことを言われた時、先に暴力に出たりしたら、自分が損するから。」
「『wentのことをからかう以外におもしろいことを見つけられないのか、そいつらは。かわいそうなヤツらだな』と、心の中で思うだけなら無罪だよ。そう思ったほうが落ち着くというのなら、必要悪と割り切っていいよ。わざわざそいつらに、それらのことを言わなきゃいいだけのことさ。そんなくだらないことをやるようなしょうもないヤツらのために、自分が損することやってもバカバカしいよ。」
「からかいがパニックまでいくような状態ならば、本人だけで対処法を身につけるのは難しいのではないのだろうか」と、正直なところ私は思っています。
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