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▼双葉さん:
発達障害者の就労移行支援事業所の支援は、まだまだ始まったばかりですので、
私たち、発達障害のある人が、個別に、自分に対して、どういう支援を、職員に臨んでいるのかをお伝えする必要があります。
双葉さんのケースでは、どういった部分が苦痛になるのかを、職員の方に率直に伝えましょう。ただし、辞めるのはもったいないと思います。というのは・・・・・
発達障害の人にとって、一番苦手なことは、人とのかかわり、共同作業が苦手であることです。共同作業には、見えないルールが、存在します。たとえば、発達障害じゃない人は、常に周りを見回して、周りの人が忙しそうだったら手伝えるようにあらかじめ準備をしているなど」です。こういった見えないルールが、わかりずらいため、共同作業を苦手となってしまいます。逆を言えば、職員の方に、共同作業での、暗黙のルールを教えもらって、ノートに記録して覚えて、実践する方法をとれば、恐らくそのうちには、それほど共同作業も苦にならなくなるのではと思います。(私はそうでした。)
近日にでも、職員の方に、「すいません、人の感じ方や気持ちがわからないので、発達障害そのままの態度をとってみますので、どのように感じていらっしゃるか?率直な意見をおしえてください。」とか、私は、たとえば、皆さんが忙しくしているときに、どう動いたらいいかなど、暗黙のルールがわからないので、共同作業が苦痛なんですが、どう動いていいのかの暗黙のルールをおしえていただけますか?」などと聞いてみましょう。
会社に入社すると、こういう暗黙のルールや、自分に対する人の反応や人の気持ちを覚える機会は、時間的になかなか少ないので、(あくまで仕事がメインになるので)事業所にいる間に、ノートに記録して、覚えてみて、実践できるようになるのも手かと思います。支援が始まったばかりの今だから、逆を言えば、手厚い支援を受けられるということですね。
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