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▼nobody knowsさん:
こんにちは、秋桜です。
我が家は夫婦喧嘩になったことがありません。それというのも私が一方的に怒って夫はひたすら謝る、というパターンが定着しているからです。
元々夫は温厚な性格で、めったなことでは怒らない人です。彼が怒る時は相当な事情があるからで、私も過去数回しかお目にかかったことがありません。うち1回は私をかばうために私の親に怒ったので、本当に驚いてしまいました。でも嬉しかったし、それ以来夫のことをいっそう信頼するようになっています。
私は短気な性格だしすぐにカッとなる所もありますが、論理的に相手を責めるので夫は私が怒り出すとたまにどうしたらいいか分からなくなる顔をします。その顔が余計に腹が立ってイライラすることもあるのですが、辛抱強く私の怒りが収まるまで待って「ごめんね、僕が秋桜を守るって約束したのに傷つけちゃったね」と謝ってきます。
ここまで謝られると私もこれ以上怒るのもなぁ、と拍子抜けして「こっちも怒ってごめんなさい」と謝れます。すると夫も「怒らせてごめんね」と言ってくるのでわりとすぐに仲直りしています。
でもやっぱりこうやれるのも夫が常日頃から私が仕事を続けられるように陰になり日向になりサポートしてくれていたからだと思っています。日常の家事はもちろん、車での送り迎えなどもしてくれていましたし、病気になってからはいつも病院まで付き添ってくれています。本当にありがたいことです。
もちろんここまでやってもらえるのは彼が在宅で仕事をしている、ということもあるし、一人暮らしが長かったことと彼の母親が働いていた、という今までの家庭環境もあったと思います。あと私の方も父が料理好きで休日はよく昼食を作ったりしていましたし、定年退職後は料理に加えて布団干しなどを普通にやっていたので、お互い仕事や家事に対して性別の役割をあまり区分しておらず、「やれる人、あるいは得意な人がやればいい」という感覚でいるのもいいのだと思います。
でも仲がいい一番の理由はお互いがASだって分かっていた上で付き合いを始めたことだと思います。やはり根っこの所が分かり合えるって私にとってはとても大切なことで、素の自分を見せられつつも相手を気遣えるのが何よりも気楽です。たまに夫に対して腹が立っても「こういう情報処理の人だから仕方ない」と思えます。
そう言えば夫はこのスレッドを読んでいて「家事をやらない男の人って多いんだな」と不思議がっていました。家事って目に見えない積み重ねが多い反面、褒められることが少ないし、意外とマニュアルにないことが多いからけっこう大変なんですよ。だから旦那様方も「手伝ってやる」じゃなくて「家のことなんだから一緒にやる」という気持ちが大切だし、できなければ「妻も色々大変だな」という気持ちで奥さんに接するだけでずいぶん変わると思います。
結局夫婦って「一番気の置けないけど、一番気を遣う他人」なんだと感じています。だからみーぽんさんも書かれていますが、外ほどではなくても少しは気を遣う練習をされてみるといいと思いますよ。
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