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▼穂高さん:
秋桜です。お返事ありがとうございます。
>学校で嫌なことがあったらそれを言ってくれることもあるのですが、さっき
>学校に提出する「生活アンケート」のようなものの設問に「おうちの人に
>学校であったどんなことでも話しますか」というのがあり、息子は「しない、
>しない」と、しっかり3(1いつもする2ときどき3しないの3択)に丸を
>つけていました。息子よ、そうなのか〜!と、母はがっくりです。
穂高さんのお返事を読ませていただいて、感じたのはお子さんは書かれていることがどういうことなのかをじっくり考えることが苦手なために一番目に付いた答えにササッと丸をつけたのかな、ということでした。
私も仕事柄お子さん達と一緒に読解問題を考えるのですが、問題文をしっかり読まずに最初に目に付いた解答に飛びついてしまうお子さんはけっこう多いです。そこで私が「どうしてそう思うの?」といった質問をして根拠を一緒に考えていくと「あ、違った。こっちだ!」と正解を導き出すことができます。もしも息子さんにそのような傾向があるとしたら、穂高さんも宿題を見る際には1,2問ピックアップして「どうしてそう思ったのか」「このことばはどういう意味なのか」といった質問をキーワードを読ませて聞いてみる、といった対応が有効かと思われます。これは論理的に物事を考えていくための練習にもなります。
また料理のように手順を追って行く作業も論理的に考えていく能力を育てるのにうってつけの手段です。「秋桜の部屋」の「プランニングについて」という記事に詳しく書きましたので、参考にしていただけると幸いです。
>お母様が力になってくださっていたのですね。私はどれだけ力になれるのか、
>今はさぐりさぐりで、事実が見えていない事の方が多いと思います。
私の場合は幼い頃に自閉症だということが分かっていましたから、母も早い時期から学校に対して働きかけていました。それに母は元教師だったので学校の様子も分かっていたからできたのかもしれません。それでも当時は高機能自閉症やアスペルガー症候群のことは知られていなかったので、学校の先生達に非難されたことも多かったと聞いています。
他の方も書かれていますが、さりげなく学校の方へ「少し心配している」ということをお伝えしてみるといいと思います。後は担任の先生の力量にかかってくるので、状況に応じて対応された方がいいでしょう。
>いじめられるというのは、当人にとってとても辛い事だと思うのに、がまんして
>しまう子が多いのでしょうか。息子の場合、被害妄想というのか、ほんのささい
>なことをいじめと受け取る傾向があります。それで逆切れしてパニックになると、
>回りから見ると、???ですよね。学年があがるにつれてまわりの目もシビアに
>なりますからそれがきっかけで本当にいじめられないか、心配です。
>親にも先生にも話せず、一人でかかえてしまってはかわいそうです。
>近くに秋桜先生のように「安心して話ができる」大人の存在があれば本人も
>心強いでしょう。そう思うと、やはり専門機関に相談に行こうか、と。
>ただ、本人の言うことで判断すると今のところは、「助けを求めていない」
>のです。それが本心だとしたら、息子にどう言って連れて行けばよいかが
>わかりません。
私の経験(私はいじめられっ子でした)だけなのでこれが全てとは言えませんが、いじめられている場合、いじめている子ども以外かまってくれない、というケースもありますし、本人がいじめられていることをよく分かっていない、という場合もあります。また担任の先生が加担していたり、いじめに気付いていないで「仲がいい人達」と認識していることもあります。
一番確実なのは同級生が息子さんについて何か言っていないか情報を集めてみるといいと思います。私の母は家に遊びに来た子どもたちにさり気なく聞いたり、私と遊んでいる様子を観察して素早く状況を察知し、夜になってから私に色々聞き出していました(当時私はこれを「取調べ」と呼んでいましたが)。あと親切な同級生の親子が「うちの子が秋桜ちゃんのことを話していて、いじめられているようで何だか心配だったから」と連絡してくれる人もいたようです。
息子さんの場合詳細は分かりませんが、まず外側からの情報と息子さんの話を総合的に考え合わせていくという作業が必要かもしれません。
専門機関にかかる方法もありますが、地域によってかなりサービスに差があるのでまず機関の情報を集めてみるといいと思います。
>>穂高さんのお子さんには必ずしも当てはまらないかもしれませんが、こういう場合もあるということで、参考になれば嬉しいです。
>
>ありがとうございます。またよろしくお願いします。
色々書きましたが、まずは穂高さんができることから少しずつ始めてみるといいと思います。いい方向へ動いていくといいですね。
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