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タンホイザーさん、初めまして。
私は去年12月に結婚した自閉圏マダムです。私の場合は診断後結婚したケースで、まだ全国的にも珍しいケースらしいのです。今後は私のようなケースが増えていくかと思います。
><質問事項>
>1.彼女は普通に4年制大学を卒業しています。大人になってから症状が顕在化することはままにあるのでしょうか?
自閉圏は小さい頃から症状は出ています。
>2.以前、事務職をやっていたようですが、注意力が散漫して電話の伝言(取次ぎ)や経理処理などが全く対応できなかったとのことです。試験に使う能力と実社会で必要な能力が異質であることはわかっているのですが、訓練で克服できることは可能なのでしょうか(彼女は障碍だから不可能とあきらめてますが、訓練で脳の他部分が補完しそうな気がしてならないので)?
マニュアル化されているのなら、ある程度出来ます。
事務職などは到底無理だなと思いました。左手で受話器を取りながら、右手でメモすると言う同時進行的な作業は私には難しいのです。辛うじて字は書けますが、自分でしか読むことが出来ません。
>3.自分の両親はこのことは知りません(というか、発達障碍と言葉自体知らないと思います)。どのような言い回しで説得すればよろしいのでしょうか(体験談でも構いません)?
自分の親に知らせましたが、いまだに父親は理解しておりません。私が自閉圏本人としての立場で講演活動などをし始めてから母親はかなり理解しましたけど。
難しいなと思います。
>4.親子でなっていらっしゃる方もいるようですが、遺伝する統計学的なデータというのは存在しているのでしょうか(自分は子供はあまり欲しくないのですが、両親や世間体もありますので、できれば1人くらいは)?
子供は世間体で作るものではありません。私も不安ですが、今月13日のアスカの講演会で有名な先生に質問をしました。回答は『リスクを負うけど、きちんと治療を受けた父親&母親はいい親になっているケースが多数ある。素晴らしい人達でもある。(ダンナさんと相談しながら)やってみなさい』とのこと。
ダンナがもし、ダンナ&私のベイビーちゃんが自閉圏だとしたら、『絶対鉄道好きにさせる』&『その子にあった最高の教育などをさせる』と言ってはばからない!
>5.彼女がすっかり自身を失って、萎縮してすべてをネガティブに考えております。薬(リタニン?)を服用しても改善されないようです。また、マーフィーの本を読んで考え方を変えなさいと言ったのですが、多分読んでいないと思います。彼女にどんなアドバイスをしてあげたらよいのでしょうか。
今、彼女は物凄く苦しい状態です。タンホイザーさんが支えてあげないと。私もダンナにずいぶん支えられて来ました。身近なパートナーに支えられると安心することがあります。
>6.この症状により就職が困難ということを理由に診断書を持っていけば、障害者手帳や生活保護申請は認められるのでしょうか?
二次障害者としての精神障害者の手帳になりますわね。発達障害者が生活保護をもらっているケースを知っています。
>7.この障害は「障害者雇用促進法?」の対象になるのでしょうか(うちの会社でも1.8%に達していなくて人事が困っているようです。対象になれば、逆に売り込み材料になるのかと)?
残念ながら、発達障害では対象にはなりません。対象になるのは『身体』&『知的』です。
> ADHDの人を知っている女性に聴いたら、「ADHDの女性と結婚するのは反対しないけど、あなたはよほど覚悟しないとまず地獄を見る」とアドバイスしてくれました。自分もそこまで言われると考えてしまいます(山中鹿之助みたいな度胸は持ち合わせていないので)。
私もダンナの友人から「本当に結婚してもいいのか?」と言われたことがあったそうです。ダンナが「一生、(私を)支えて行く」と言ったそうです。
> 障碍以外は理想の女性(障碍込みで彼女という人間を形成してるのでしょうが)で、障碍を持っていること自体は気にならないのですが、やる気と笑顔を失っているので逢ってもつまらなく、最近は逢うのを控えています。
> 彼女と別れたほうが、今後の人生が楽なのは、わかっています。
> しかし、愛情もありますし、自分が別れると、彼女には生活力がないので(今は実家の手伝い)、彼女の両親が亡くなった後の生活が心配です。おそらく、両親が心配して相手を探すと思いますが、彼女が今のままですと、まともな相手が見つからないと思います(はっきりいえば、相手は家事とSEXしか求めない男)。
> まずは、今の状態のままではいけないと考えております。
> 長々と駄文を書いてすみません。彼女もこのサイトを見てるかも知れませんので、何卒よきアドバイスをお願いします。
> ちなみに、彼女は30歳、自分は31歳です。
結婚する前(ダンナと付き合っていた時)に、私が物凄く落ち込んで寝込んでしまったことがあったんです。ダンナが気長に待っていてくれました。気分転換に色々なところへ連れて行ってくれましたわ。
今の彼女と本当に一番の異性の親友として見ることが出来るのかしら? 二次障害や発達障害と闘える戦友として一緒に暮らして行ける自信あるのかしら? 発達障害者をパートナーに持つ人や本人にはお互い相当な覚悟が要ります。彼女自身が体調が悪くても、自分である程度家事が出来るのかしら? 彼女自身も相当頑張らないとダメでしょうね。
そう言う私も人のことが言えられません。相当手抜き(?)マダムをしています。ダンナからは「Rosaさん、相当頑張りすぎだよ〜」と言われています。
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