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▼こりんさん:
> 仕事柄アルペルガーの生徒と接しています。
はじめまして、マキナを名乗る者です。アスペルガー、その他の
診断を受けています。私の子供も「傾向」だけ言われていますが、
ストレスやらで、情緒障害を起しています。現在は軽減しています。
えっとですね。先ず、学校生活よりも、その生徒さんの家庭とお話は
されていますか? と、いうのが私の意見です。
定型発達者でも、発達障害者でも、思春期の頃には、ある程度の
残酷性がうまれるそうです。(斉藤学医師の意見ですが)それが
自分に向けられるか、他者に向けられるか、自分の中に閉じ込めて
しまえるか。は、個人の特性だそうです。勝手に自己昇華されて
問題を一切起さない人もいるそうです。
私の場合は発達障害に対する家族の無理解(絶対に医療関係には
連れていってもらえませんでした)から、「奇行に対する罰」
として、虐待を受けていました。心理的に単純にできているので
私は「自分と意見が違う人には暴力をふるってもいいのだ」と
理解してしまい、体力がついた頃に14歳頃だったと思います。
学校でも、はみだし気味でしたので、全部を暴力で解決する
行動をとるようになりました。
高校生になると、疲れたので、暴力はやめました。
>特に大人がと相対するよう場面では、まったくダメです。
状況判断をするのが、非常に苦手でしたので、何が原因で大人に
叱られて、説教されているのか?が、わからなかったので、周囲の
人(特に大人)に(虐待を受けていた事もあり)
「ありがとう。」「すみません。」は、絶対に言いませんでした。
何故かといいますと、理由のあやふやな校則の違反をした時に
「髪の毛が○センチ、眉から上。」なんかで叱られてしまっていても
「顔の大きさが違う人はどうなるんですか?身長差は関係ないんですか?」
などと、言うと、ビンタが飛ぶような時代だったからです。
教師という立場の人と話すのが嫌になりました。
同級生が目に入るようになったのは、高校生くらいになってからです。
家庭環境が悪かったので、仲の良い人と話す以外は
「てめぇ、殺すぞ。」とか、そんな会話しかできませんでした。
幸い(?)高校生の頃に家庭が崩壊して、誰も帰ってこなくなった
ので、その頃から精神が安定しました。つまり、誰からも虐待されなく
なったからです。
高校生の頃、非常に、ざっくばらんな教師と仲良くなり、社会に不適応を
起していた私と、「なんてことない音楽の話」なんかを時間をとって
ゆっくり話をするようになり、そのくらいから、大人に対する猜疑心も
減っていきました。
社会に必要な事は、就職をしてから運よく良い人たちとの巡り合わせで
自分で学んでいきました。今、考えると、わずか1年間ですが、暴力で
すべてを解決していた自分が恥ずかしくて仕方ないですし、友人たち
と、バンドを組んでいたりしたのですが、関係ない人(服装が変とか)
いちゃもんをつけて、からんでいたのが、穴があったら入りたいです。
私の子供も、「かっ」と、なると、「全員ぶっ殺す。」が、口癖で
何度も教師に呼び出されていましたが、暴力的な事をしなかったので
大きな問題にはなっていません。(家の中だけで暴れていました)
思春期には、発達障害はあまり関係ないとは思いますが、それが
要因になっての「小さな問題」が「大きな問題」になる可能性が
大きいですし、全員ではありませんが、発達障害を持っていると
「自分を攻撃しているのか、他人を攻撃しているのか」とっさに
判断が、精神的に幼い場合はできない可能性もあります。
生徒さんは、かなり悪循環が進んでいるような気がします。
私の考えですが「この年齢では、これが出来て当たり前」や
「この年齢で卒業させなきゃ、この年齢で就職させなきゃ」と
いう先入観は減らしていってください。
家庭環境に、学校側が介入するのは難しい場合が多いですので、
その生徒さんに「私はいつでもきいてあげるよ。」というスタンス
で、メールなり手紙なり交換できるような意志を伝えてあげて
欲しいです。もし、無理でも、それはそれで仕方のない場合が
あります。人の人生に介入するには、相当な覚悟と責任が発生
するからです。
その生徒さんの精神が安定するように心から願っています。
こりんさんも、現在、生徒さんに巻き込まれているように
見えますので、気持ちの余裕を持って、接してあげて下さい。
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