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▼葉月さん:
こんばんは、秋桜です。お返事ありがとうございます。
>予定に関するトラブルが多いです。ひどくなると朝起きた瞬間に自分で予定を勝手に決めてしまい、こちらが提示しても受け付けません。また受け入れても、家を出る時点になってぐずったり…どうも自分の中で「お友達に玩具を取られたらどうしよう」とか「いじわるされたらどうしよう」「何か怖いことが起こるかも」などと心配してしまい、どんなに絵を描いて説明しても信用してくれなかったりします。
私は幼稚園の頃から母がカレンダーやテレビの番組などで曜日を教えてくれたので、カレンダーに行事を書き込んでもらったり、夜寝る前にカレンダーの前で「明日は〜の日だからね」とあらかじめ予定を説明してもらっていました。
また、最初に決めたことを最後まで守る、ということに母はとても厳しかったです。いくら私が嫌になっても「あなたが決めたことだから責任を持ちなさい」と
最後までさせていました。
子どもに指導をしていた時も順番を決めて課題をしていた時子どもが駄々をこねたら「でもこれは〜ちゃんが決めたことだよ」と子どもに責任を持たせるようにしていました。そしてどうしても、というときは子どもに「相手にお願いをして相手がいい、と言うまでは勝手に変えてはいけない」ということを教えるようにしていました。
アスペルガーのお子さんは自分で勝手にルールを決めたがりますが、それに親が流されているとかえってお子さんの基準がなくなって混乱することがあります。ある程度ルールの作り方や変え方(=交渉の仕方)を教えていくことも大切だと思います。
>眠ることさえ、「怖い夢を見る」と言って嫌がります。目を閉じると真っ暗で一人ぼっちになってさみしいから目はつぶれないそうです。
ああ、分かります。私は夜のトイレが苦手でした。なぜか今になって考えると不思議なことを想像して嫌がっていたんですよね。
眠る前に葉月さんが読み聞かせなどをしたり、小さな明かりをつけてみるといいかもしれませんね。あとは「楽しい夢を見られますように」といったお祈りなどを一緒にしてみるとか。確か私も自分なりに暗示をかけたら平気になった記憶があります。
>基本的に自分が納得しないとだめなので、パニックになりかけて「Aも嫌!Bも嫌!全部やだ!!」の状態になった時に「とりあえずママに任せて、落ち着いたら考えようね。」が通用しません。
>何かこうしたら、落ち着けるというようなものがあれば良いのに、それがどうしても見つけられません。
>逆に気分さえ良ければ、だいたいのことはできると思うのですが、何せ「穏やかに1日を送る」が目標なので色々なことが後回しになっています。
こういう時は静かな部屋の隅やソファーなど落ち着ける場所へ連れて行って落ち着くまでしばらく様子を見た方がいいと思います。パニックになって興奮状態になると何を言われても耳に入りません。私も子どもがパニックになっている時は状況にも寄りますが、部屋の隅へ連れて行って落ち着くまでさり気なくお母さんと様子を見ながら話をして落ち着くのを待つことがあります。
ただ、もうパニックさえを起こせば言うことを聞いてくれると思い込んでわざとやっている子には本気で叱ってそういうことをやってもダメだ、ということをはっきり示します。
>今から少しずつでもどうにかしたいと思っている問題は…
>・ちょっとしたことですぐに怒り出す。交渉を知らない。
>・「誰かの失敗には大笑いする」と間違ってインプットされている
>・わかっているのにわざと信号を無視したり道路を飛び出す
>・口に入れて良いものと悪いものの区別がついておらず、何でもしゃぶる
> (なので今だにおしゃぶりをしていて歯列に影響が出ている)
>・箸・スプーンなどが何回直してもすぐまた変な持ち方になってしまう
>
>…挙げだしたらきりがないですね。とにかく、まだ4歳8ヶ月のためか、自分が何に不快なのかがわからないようで、ぎりぎりまで我慢して爆発してしまいます。それも物を投げたり、私に噛み付いて来たり、ぶったり蹴ったり、激しいです。それでその後は落ち込んでしまうようで、見ていてかわいそうになります。
お話を伺っていると触覚の問題もあるようですから、できたら発達障害に詳しい作業療法士に一度評価を受けてみるといいと思います。療育センターの担当者に相談してみるといいのではないでしょうか。
>言葉に関しては、「できる」を「しられる」と言ったり、流暢に話すわりには内容がこちらに伝わらなかったり、問題がないわけではないと思うのですが、療育センターでは「これぐらいなら大丈夫」と言語の先生には会わせてもらえませんでした。
>AS特有の喋り方は、療育で改善できないのでしょうか?
>小学校になってお友達にいじめられないか心配です。
>私も息子とは正反対のタイプですが、ASの傾向があり、子供の頃、友人に「何を言ってるのかわからない」と言われてとても傷ついた経験があるので、できれば小さいうちに、少しでも…とつい思ってしまうのです。
これはお子さんによっても違うと思います。実際お会いしていないので何とも言えませんが、やはり時間はかかるでしょう。私自身傷ついた経験があるので葉月さんのお気持ちは分かりますが、ある程度本人も気を付けて何とかしよう、という気持ちになるのが大切なのです。
あとはお子さんがどの位音声を聞き取る能力があるか、文字を取り入れて音と結び付けられるか、音声と意味を結び付けられるかにかかってくると思います。
アスペルガーのお子さんにとって会話は一番難しいです。言語能力に優れている人でも議論はできても会話ができない、という人はけっこういます。つまりそれだけ会話というのは多くの要素を含んでいる物なのです。
>息子は良い所もいっぱいあります。単純暗記が得意ですし、宇宙が大好きでよく勉強しています。何にでも疑問を持って答えを知ろうとする姿は、親ばかですが、感心させられます。そういう面を伸ばしてあげたいです。
そういう息子さんが興味をもたれていることから概念的な理解を進めていくように指導していけばいいのだと思います。ただ幼稚園や学校で一方的に興味のあることをしゃべるでしょうから、そういうことを先生方にあらかじめ連絡しておき、対応してもらえるよう話をしておいた方がいいでしょう。
私も以前パニックばかり起こしていた子が鉄道に興味を持っていることを知って駅の漢字を教えながら「同じ・違う」や数を教えたことがあります。いつも問題ばかり起こしている子が落ち着いて課題を行えたのでむしろお母さんが「この子がこんな風に興味を広げられるなんて」驚いていました。
>とても貴重な情報をありがとうございました。ポーテージは友人から勧められたので、実際の内容を今度詳しく聞いてみようと思います。
>やはり長所・短所があることをしっかり肝に命じて、色々な療育の情報収集をして行こうと思いました。
お子さんに合った方法が見付かるといいですね。陰ながら祈っております。
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