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▼penpenさん:
こんにちは。いつもレスをありがとうございます。
>“記憶の曖昧さについて”
>
>いつもお部屋を読ませていただいています。
>論文的な文章は実はわたしはちょっと苦手なので
>あれこれ想像でわからないところを補いつつ繰り返し読んでいます。
>エッセイは短いのですがその言葉の裏に
>たくさんの臨床的な事実があるのだろうなあと思います。
ありがとうございます。なるべく分かりやすい文章を…と思っているのですが、個人情報などもあるのではしょっている所もあるかもしれません。
>アスペルガーという概念が広まってきたのはごく最近なのですが
>アスペルガー的事例は今まで出会ってきた人たち、
>読んできた小説の中にたくさんありました。
>
>“記憶の曖昧さ”を読んで思いだしたのは
>わたしが若い頃愛読した“赤毛のアン”シリーズ。
>
>“赤毛のアン”は有名なのできっとみなさん、ご存じだと思いますが
>今から100年ぐらい前のカナダのプリンス・エドワード島に
>住むアンの一生を描いています。
私も赤毛のアン・シリーズは一時期熱心に読んでいました。図書館に料理の本や小物の本などもあって、しょっちゅう借りては「この料理はどんな味がするんだろう?」「こんな小物を作っていたんだぁ」と思いながら読んでいました(たまに作ったりもしていました)。
>記憶の曖昧さに欠ける、応用力がないというのは
>確かにかなり困難を引き起こします。
私も仕事をしていてあまりにもパターンでバシッと覚えてしまう子が何人かいて、お母さんも「ちょっとでも違っちゃうと分からなくなっちゃうんです」と困っていました。
あまりにも記憶がいいので、文字や数を教えようとすると最初に覚えたことしか覚えないので、例えば「かき」の「か」と「すいか」の「か」が「同じ」ということが分からなくなってしまうんです。あと数字だと4→「ヨン」と「シ」、7→「シチ」と「ナナ」が同じ数ということが分からなくて混乱する子もいます(他にもありますが、この辺りが一番多かったです)。
もちろん定型発達のお子さんにもこういう時期はあるのですが、何度か教えれば通過できます。発達障害のお子さんには本当に「一般的には何が同じで何が違うか」という基準を教えるのが難しかったです。
もちろん本人が持っている感性というのは否定しないようにしていましたが、やはりこういう基準が分からないと社会生活ではかなり大変なので「あなたの気持ちは分かるけど、一応世間ではこうだから覚えておいてね」という気持ちで教えていました。
>エッセイをなるほどと思いながら読ませていただきました。
>いつかたくさんの事例とともに
>秋桜さんの書かれていることを
>本になって読ませていただける日が来ることを期待しています。
>
>わたしたちが持つたくさんの特徴を
>欠点としてではなく、
>現実生活に役に立つように使える方法を学べたらと思います。
ありがとうございます。自分が経験したことが他の人にも役立つと嬉しいと思っています。
娘さんにもよろしくお伝えください。
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