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▼樹村さん:
こんにちは。医療関係者として誤解を招きかねない表現があると思ったので書かせていただきます。
> まず、医師の言葉について。鬱仲間と情報交換しましたが、
>ヒトのことを、心を持たない人体機械であるかのように考えて
>いる精神科医は、けっこう多いみたいですね。
>
> また、診断や治療のテクニックとして、わざと最初はキツイ
>ことを言う医師もいるようです。医師の言葉に反発出来るかど
>うかを、診断の材料にするらしいです。
コミュニケーションの取り方が下手な医師は多いとは思いますが、こういうことは倫理的に禁止されていることですし、そういう考えをしている医師はまずいないと思います。憶測だけで語られるのはどうかと思いました。
アスペルガーに関しては分からないことが多いですし、精神科医やカウンセラーは感情に振り回されては仕事にならないですから、必要以上に同情はしないし、分からないことやできないことははっきり言います。それを冷たいと捉えられることがあるかもしれませんが、何百人もの人を相手に仕事をしている以上限界があります。
秋桜の部屋の「医療機関の受診について」にも書きましたが、こちらも上手にコミュニケーションを取れるよう工夫をする必要もあると受診する側、医療機関で働く側両方の経験から感じています。
> 周囲も、ASに対して理解してくれる人はマレでしょう。か
>なり医学に詳しい人でも「キチガイの一種」くらいに思ってい
>て、かえって人間関係が難しくなりました。私の場合。同情な
>んて、一般社会じゃほとんど誰もしてくれない。
この「キチガイの一種」という表現は正直不快に感じました。アスペルガーであることを理解する、というのは定型発達の人にとっては非常に難しいことです。ある意味自分が生きてきた常識を覆して考えなければいけないことですし、そんな人がいる、ということ自体摩訶不思議なことなのです。
アスペルガーを理解しない(できない)人のことを悪く言うのは、ある意味アスペルガーを理解できなくて文句を言う人と本質的にあまり変わらない気がします。大切なのは理解してもらえる工夫をしていくといったことではないでしょうか。
また、かなり医学に詳しい人、というのはどういう人でしょうか?私自身はリハビリや発達障害関係の医療関係者ですが、専門分野以外に詳しい医療関係者って意外に少ないですよ(一応学校などで基本的なことは学びますが)。
発達障害関係というのは医学の中でもかなりマイナーな分野です。だからその道の勉強をかなりして、仕事等の経験もないと理解するのは難しいと思います。
私は基本的には樹村のおっしゃりたいことは分かるのですが、もう少し書き方を気を付けていただけるとありがたいな、と思いました。
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