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初めまして。(^o^)/
▼宮崎さん:
>B君に??と思った思うようになった要因は・・・
>雇うようになったすぐから「なんとなくぎくしゃくした感じの男の子だなぁ」とは感じていた。
>世間話が成り立たず 人の話を全く聞いてないようにさえ思える。例えば私が天気の話をしても自分の子供の話を返事してくる。何の脈略もない会話が続くが 本人のおしゃべりは流暢。
確かにコミュニケーションだけがASのすべてではないと思いますが、当事者(グレーゾーンを含む)の中にコミュニケーションで悩んでいる人は多数います。
このBBSの過去ログも参考にされてみては如何でしょうか?
>私は仕事の現場では同じじゃないので他の従業員からの話になるが、同じ事を何回も聞き返し、それでも間違える。
>一度やった事を 応用が効かず繰り返す。例えば その日 白い塗料に黒い塗料をまぜて灰色の塗料を作って塗装をしたとする。次の日、赤い壁を塗るために赤い塗料が届いていると それに黒をまぜて塗ってしまう。
>毎朝7時20分が出勤時間になっているのだが 4ヶ月たった今も 毎日「明日 何時ですか?」と聞いてくる。私が出かけていて顔を合わせない日は 電話をかけてきて同じ事を聞く。
>などなど・・・・
宮崎さんは、「学習障害」や「LD」という言葉を耳にされたことはございますか?
特定の分野の作業を極端に苦手にしたり(たとえば英語もドイツ語も得意なのにロシア語は苦手だというケース)、あるいは特定の方法でないと感覚がつかめなかったり(通勤経路の道順がなかなか覚えられないなど)、といったケースが指摘されています。
詳しくはWeb検索で「学習障害」と入力されて、該当するサイトを御覧になってみては如何でしょうか?
私の聞きかじりですが、ASやADHDは学習障害も伴うケースが珍しくないそうです。
私は素人なので、診断を下す権利がないため、Bさんが医療機関に通うことを奨める以外にできることは残念ながらありません。しかし発達障害で悩む人が一人でも減ってほしいという思いは常にあります。
知的障害を伴わない発達障害については、私は社会に適応できると考えています。
可能性や人間性を否定されると、ASやADHDの当事者の多くはとことんまで無力感にさいなまれます。実際のところ、鬱病(鬱状態)が2次障害として最も多いと聞いています。
ですので、Bさんの人間性などに(できる範囲で構わないので)長所を見出したりしてあげるのは上司としての務めではないのかと思います。(実際[#9377]でも既に認めていらっしゃるようで安心しています)
>少し勉強させてもらいましたが遺伝性が強いそうですね。
>B君の息子は1歳8ヶ月で喋る事はもちろん歩く事も出来ません。伝い歩きもしません。それに関しては「歩くのが遅い子なんて何人でもいるよー」と言ってましたが、関係あるのでしょうか?
私は家系に発達障害者が多く、また私自身は身体障害も同時に抱えているため、他人事とは思えません。
1歳8ヶ月で歩くことができない場合、真っ先に疑われるのが「先天性股関節脱臼」です。実際、私も4歳の誕生日を迎えても歩くことができず、手術でようやく歩けるほどになりました。
ただ、発達障害の場合はコミュニケーションの問題だけでなく、「協調運動障害」という厄介な問題も抱えているケースが多く、学校に通い始めてからも体育の授業を異常に怖がったり、そこまで至らなくても極端に運動神経が鈍いケースが目に付きます。
とりわけ平衡感覚が悪いために、足腰に異常がなくてもほとんど歩けないケースというのすら、私は聞いたことがあります。
発達障害は主に思考回路のメカニズムが何らかの要因で満足な働きができないと考えられていますが、同じことは運動神経についてもいえると私は考えています。
私の場合は先天性股関節脱臼の手術後もリハビリの経過が非常に悪く、また誤診で誤ったメスも入れられているために変形性股関節症が弱冠19歳にして末期状態という悲劇的な経過をたどっていますが、その後も発達障害のためにリハビリがはかばかしくなく、水泳以外のスポーツが全面ドクターストップの状態です。
平衡感覚の狂いから慢性腰痛も深刻ですが、一般的な腰痛体操がドクターストップのためにどうすることもできず、病院での治療はあきらめ、整体治療(オステオパシー)に総てを任せています。
Bさんの息子さんが将来肩身の狭い思いをするのではないのかという状況は、他人事ながら見過ごすことはできません。
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